東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は発生から1週間が経ちますが、
未だ、避難を余儀なくされている東北の被災地域の方々。
食料・物資は徐々に届いているみたいですが、まだ充分とは言えず、
助かったはずの避難所で体調不良から亡くなる方も出てきているし、
将来の不安を抱えたまま余震に怯える様子を映像で目にするたび、本当に心苦しく思う。
ネット上で知る限り、TVカメラでは報道しきれない被災地もあり
さらに凄惨な状況の地域も多数あるという。
今回の巨大地震M9.0は世界史上5本指に入る規模。
無事に高台へ避難した後、逃げ遅れている人達を救助する為に戻って、
津波被害に遭われた方が多数いた事実も明らかになっている。
この尊い自己犠牲の精神には心打たれ、無念としか言いようがない。
広範囲に及ぶ津波被害は世界最大級の自然災害と言われているにもかかわらず、
大きな暴動や略奪も起こさずに、冷静に助け合って行動する姿勢、
過酷な避難所でも秩序を保って生活を続けている映像には、
日本人の民度は世界最高であると、各国から驚愕と絶賛をもって報道されている。
これは、人情深く心豊かな東北地方の皆様が被災地から世界中へ発信した事実。
日本人として東北を誇りに思うと同時に、
一人でも多くの命が救われる事を改めて願う。
比較的被害の少なかった東京都民として、
普段より質素な生活を心掛け、
節電や募金など個人が実践可能な事をして、
なるべく平常心で日常生活を送る事が東北地方の助けにも繋がるはず。
「不謹慎」って言葉が独り歩きしてしまっているが、
過度の罪悪感に苛まれて何でも自粛すればいいってもんじゃない。
必要以上にビビって日本の経済活動を滞らせるわけにはいかない。
いま書くべき記事の内容ではないかもしれないが・・・
募金に関しては善意の復興支援を装ったものを精査する必要がある。
現実として、駅前や街頭で偽募金活動をした輩が何人か逮捕されているし、
募金活動が信用できそうな団体でも、集めた金から活動費を中間搾取する事例もある。
また、震災に便乗した商魂が見えてくるものは選択肢から排除。
いま自分が必要な物を購入した結果の数十%が義援金とかであればまだ健全だけど、
売上げの~%を寄付とか、被災地応援特価とか、義援金セールとか、
全てが悪い事ではないけど、払った金の何%が何に使われるかまで熟慮すべき事。
そんな折、
webニュースで話題になった多田あさみさんというアイドル、
いち早く募金を行動に移した『大人の千羽鶴』というブログ記事に感銘を受けた。
福島出身であり医師でもあった野口英世を被災地へ、
旧千円札絵柄の鶴に願いを込めて飛ばす、という感性豊かな行為。
単純にオレも真似して、ファミマの端末から
『日本赤十字社』と『国境なき医師団』へ、
諭吉さんの描かれた鳳凰を1羽ずつ飛ばしてきました。
鶴と英世さん関係なくなってるけど、
成人男性だし、巨乳ちゃん女の子には負けてらんねーので。
この子の慈愛に満ちた想いに共感する人が後を絶たないようです。
自己満足な偽善の募金であろうと、
一般庶民の個々人では出来る事が限られている今は協力すべき時かな、と。
日本中・世界中から義援金や支援の報告が届けられているし、
一日でも早い避難生活の現状改善と被災された皆様の健康を祈るしかない・・・