テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:鰐面魚《ガーパイク》
『おさかなポスト』という存在を御存知でしょうか? そんな昨今、気になる記事・・・ 『多摩川で"被災魚"続々 おさかなポスト、パンク寸前』 :以下、記事引用: 引き取りを希望する人は、被災地の福島県南部の他、群馬や栃木など北関東が中心。 発泡スチロールの箱に詰められ宅配便で送られてくることもある。 コイや金魚のほか、グッピーやエンゼルフィッシュなどの熱帯魚も多いという。 胸の痛む話ですが・・・ 今回の震災では人間だけでなくペットも大きな被害に遭いました。 いつだったか・・・ある朝の情報番組で、被災地のペットショップが映っていましたが、 TV画面はモザイクだらけ・・・そこらじゅうで動物が息絶えているからです。 熱帯魚の水槽も倒れたり割れたりしていました。 被災地の熱帯魚愛好家の中には、 ペット魚の事に構っているヒマなど無く、 苦渋の決断を迫られている事態もあり得ると思います。 『おさかなポスト』は最近メディアに露出する機会が増えています。 どうしても手放さなければならない“やむを得ない事情"であれば、 運営サイドの御厚意で郵送されてくる生物も受け付けてくれるようです。 しかし、 安易に任せてしまう前に、ちょっと考えてほしい。 同施設が飼えなくなった魚をタダで引き受けているのは事実ですが、 ボランティア活動の一環として引き取りを無料にしている為、 昨年度の施設運営は赤字だったそうです。 存在が有名になって、預けられた魚が増えれば増えるほど経費はかさんでいきます。 それに、 そもそもの運営目的は多摩川の自然を守るため。 外来種増加の抑制、密放流防止のための施設であって、 日本全国から飼育放棄された魚を集める施設ではないのです・・・ 愛情を持って育てた個体であれば尚更、 放棄する・捨てる以外に、とるべき手段はあるはずです。 友人・知人に譲る、 ネットで欲しい人を探す、 買った店で引き取ってもらう、 信頼できる店に下取りへ出す、等々。 熟考の上で、他に残された選択肢が無いというのであれば、 『おさかなポスト』の管理者に問い合わせてみるのも一つの手段だと思います。 自分勝手な理由で魚を川に捨てるのは人間のエゴですが、 この非常時、愛魚も生き延びてほしい、という考え方はエゴと同列ではないと思いますので・・・ 私の地元は多摩川近郊にありますが、 正直言って、このような施設が存在する東京~神奈川はある意味、恥だと思います。 自分勝手な理由で熱帯魚を川に捨てるという行為が後を絶たない・・・ ぶっちゃけた話、 浅川(八王子の多摩川支流)にアリガーを放流したという若者に遭遇した事があります。 そいつは、60センチ水槽でアリゲーターガーを飼ってたんですけど、 アッという間にビックリするくらいデッカクなったから捨ちゃったwwwと笑って言いました。 ゆとり世代、 モラル低下、 知識不足、 そんな諸々の事以前に悪い行為だと気付いていない・・・ 自然破壊に繋がる行為だと知らない。考えてみる気すらないのか・・・ まぁ、待て、知っててネタ的な意味で言ったのかもしれないぞ、と。 敢えて問うてみる、と (´・∀・`) 「へぇー、密放流?それって何罪なんスか?」てな感じ。 呆れてしまいます。 当ブログを御訪問される方々、大抵は古代魚マニアさんだと思われますので、 私なんぞに言われなくたって解ってる当たり前の事だと思います。 が、これから古代魚を飼育しようかな、というビギナーさんのために書いてみました。 人間、生きていれば飼育放棄も“やむを得ない事情"がある事は理解できます。 私も完全なる道楽で古代魚なんて10年20年は余裕で生きる魚を飼育しておりますが、 過去の安直な行為を反省しつつ、現在の飼育魚の命を想う今日この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2011年04月26日 23時35分03秒
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