ガラスの中の工芸品
企業美術館滋賀県守山市の郊外にある近づくとその屋根の大きさがスゴイ田園風景のなか、比叡山の東の入口方向に建つ琵琶湖の向こう側、比良山系は雲に隠れているすこし、時雨もよう常設展示のなか、ガラスの箱に入った黒田辰秋さんの工芸品がいくつもあったサントリーの広告で黒澤明が座っていた椅子の作家お椀、お盆、箱、どれもすばらしい収蔵されている利器は使われたコトがあるのだろうか企業が儲けをあげ社会に還元するカタチ大量のお金がひき起こす事象のひとつこれらを買った、佐川さん?一度はお雑煮食べたのかなー木のお盆、手で撫でてみたのかなー京都大学北側の進々堂というカフェ座る人のお尻で磨かれ、すり減った長椅子いくつものコーヒーが運ばれつづけるテーブルは、黒田さんの仕事ガラスケースのなかの四角い拭漆のお盆でコーヒーとケーキをサーブする暮らしを、ふと、思った