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大きな家も
ベンツもいらない。 何かを大切にする生活がしたい。 会社の代表である僕は 一時、サラリーマンをバカにした時がある。 何故か、事業を起こした自分の方が 町行くサラリーマンより偉いと勘違いをしたのだ サラリーマンであろうと公務員であろうと 起業家であろうと 何かを守っている人は素敵である。 その思いが強ければ強い程 その人は素敵だと思う。 家にお金を持って帰ることが 家族を守る=家庭を大切にする事だと感じ、日々一生懸命働く人を 誰がバカにできるであろうか 「君はサラリーマンだから、私の苦労などわからんよ」 同じような事を口走った経験がある。 その人は僕を睨んでいたけど 何も言わなかった。 何も言わなかった、その人をみて 「勝ったな」 と確信している僕がいた。 当時の僕は 酒を飲んでは 「経営者は孤独だ」 と語っていた。 「経営者は孤独なんだよ!」と叫んでいた。 孤独になったのも自分 そうしたのも自分 事業が成功した暁には まるで、自分1人の力で勝ち取ったかのように振る舞い 逆に 事業が失敗した時には 他人のせいにして、自分の判断ミスを棚上げにする。 そんな人間に対して 周りが冷たくなるのは当然であり 孤独になるのは 当然の理である。 うまくいったのならば、それは協力者がいたからだ うまくいかないのは、自分に能力がないからだ 当時の僕には そのような考え方はなかった。 だから悩んだり苦しんだりしたのだろう。 あなたは流行、私は世間 僕の嫁さんの口癖がこれである(笑) 会社や事業の創業者である以上 日々の生活というか 毎日の生活が「決断」の連続であり 結構、自分の性格を嫌いになる時が多い。 『こんな大事な事を、簡単に決めて…』 と結果が出る前から自分を責めたり 『考えすぎだ、もっとスピードを早くしなければ…』 「わかっているよ!少し待ってくれ」 『待っている間に時間は流れるぞ』 「うるさい!黙ってろ」 ともう1人の自分と喧嘩をしたり… 僕にとっての仕事とは「決断する」事であり それによって会社という船は 大波に乗るか そのまま沈没するか どちらかの道を選ぶ事になる。 物を売る仕事 サービスを提供する仕事 物を製造する仕事 それらをサポートする仕事 多くの仕事がある中で 何で、自分はこんな仕事を選んだのだろう…と 自分が不思議に思えて仕方ない瞬間は多い。 そんな時 「やめようかな」 と必ず思う。 物事を始める時と終わる時 人はどちらの方が 「苦しい」と感じるのだろうか どちらも『パワー』がいる事だけど 僕は始める時よりも 終わる時の方が『パワー』が必要だと感じてしまう。 これは、僕の性格なのかも知れないけれど 始める時は『未来』を想像し「希望」というサポートがあるから 苦しさや苦労なども『楽しさ』に変える事ができる。 逆に、終わる時には 想像していなかったトラブルや苦労がやってきて 自分の限界値を平気でオーバーする。 辞めるのは簡単だよ と言う人がいるけれど そんな簡単なもんではない。 始めた以上、終わり方にも責任はある。 それは男女の人間関係でもそうだし 仕事でもそうだ。 決断から逃げ出したい それは 自分の机から窓の外を眺めている時や 商談をしている時 コーヒーにミルクを入れている時 ほんの1秒、2秒前に 深刻にやってきて サラッと消えていく。 やるしかない 悲しいかな そう思えてきたら、事業というのは終焉時期だと思う。 好きな事だと思って始めた事業なのに やるしかない。なんて… まるで、それしか道がないような考え方をし始めたら 事業終結の兆しだろう (これって男女の関係でも同じような気がします) 僕の店で働いているアルバイトの子は この春、大学が卒業なので今日で終わりである。 来月からは就職が決まっており 就職先の不安や、希望やとまどいを見せながらも 新しい制服に身を包み 新しいスタートを切る姿は輝いている事だろう。 この道の先に、何が待っているのか 僕にはわからないけれど この子の輝きに負けないような生き方をしたい そう思える、今日この頃なのです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年03月15日 14時15分33秒
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