嫁さん、再び逃亡するの巻
朝起きて、いつもと違う空気に気がついた。いつも隣に抱いて寝ているペンギンの抱き枕通称「ペン太郎」がない…まさかな…って思った。机の上の置手紙。おいおい…って思った。「桜が咲くそうなので、大阪へ帰ります」若干28歳の私この置手紙全く持って、意味不明(--;)嫁さんの実家は大阪なので実家に帰ったという事はわかる。しかし、理由がわからぬ…電話したが出ない。メールしたが返信こない。何もかも失うのか…と溜息をついた午後嫁から1通のメールが届いた「びびった?」な、殴ってやる…(--;)You…やるじゃないか…ジョーヤブーキカルロスじゃないか!立派な立派な確信犯じゃないか!「今、どこよ?」とメールしたら「本当に大阪よ」だって。1週間程、羽をのばして来るらしい…こちらに帰ってくるのは『完全・未定』らしい…まだ嫁さん以外に愛している人がいた時には「ニヤリ」てな感じで、この連休はハッピーだ♪となったんだろうけど今の僕は1人ぼっち(T_T)でも、この寂しさや孤独感っていつも家で1人で帰りを待ってる嫁さんの感覚なんだろうと思うと「色々あったが、すまねぇな…嫁よ…」と思い、反省&これは罰だ!不倫の神様が与えた孤独という名の罰だ!と自分の世界に酔っています。愛人の立場からすれば「私も家で1人で待っているわよ!」となるのでしょうけどそれは、そうなる事を知っていて付き合っているわけで言わば、初期から想定できる環境であって同じく家で待っている嫁さんとは違うわけです。別に嫁さんの環境をかばうつもりはありませんが悲しいかな、最初からこうなる事を知っている側と知らずに「何故だろ…なんで旦那帰ってこないんだろ…」と悩んでいる側とではどちらが有利か?というよりどちらが可哀想に写るのか?という事です。(第三者&男としての見解です。反論はやさしめに)この連休を共に過ごせない愛人の皆様は「あぁ…今頃奥さんと子供達と楽しく…キィィィィィ」と唸るのでしょうけどそんな大事にされないような恋愛ならやめときなはれ。僕が愛人を作った過去の栄光時には日曜日は100%、愛人と共に過ごしました。平日でも会える時間をめちゃめちゃたくさん作りました。理由は単純『可哀想だから』恋愛してるのに、会いたい時に会えないなんておかしいでしょ、やっぱ。いくら相手(愛人側)も覚悟しているからと言っても『可哀想』です。これ、結構、嫌がる人がいます。自称:哀れとか思ってもらわなくても十分幸せ な女性達にとっては嫌な言葉だと思います。じゃぁ、強く生きろ と。普通じゃない恋愛…とか落ち込む暇があったらスポーツで汗でも流して「あいつは私と一緒にいれなくて可哀想な男だ!」と爆笑しながら週末を過ごす。そんな強い人でないとダメだ。可憐な薔薇もいいが、時にはサボテンのように強く強く咲き誇って欲しい。愛人はダメだとか言う人間にも奥さんにもその子供にももちろん、愛してしまった、その人にも負けないようなそんな強い人であって欲しい。強い春風が吹く中、まるで微動だにせず今、最も綺麗なその瞬間を、その花咲く瞬間を見せるため舞台裏でそっと準備を進める桜の枝達春の強い日差しも夏の暑さも秋の強い風も冬の不安な夜も全ては、この一時の輝きを愛するあの人に見せるため「こんなに綺麗になりました」花咲く時はもうそこまで。どんな恋愛であってもたとえ一時であろうと、輝く瞬間は必ず訪れます。その時まで強く強く今宵の月のように。