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2006.10.12
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mother stepの体験講座と

某センターでの乳幼児と暮らす母親向けエクササイズ講座を終えて、感じたこと。

産後のリハビリプログラムを本当に必要としている人に届けるためには、

4回連続クラスの開催が、一番の近道だということ。

 

本人がその必要性を感じているかどうかは別にして、

経済的、時間的、精神的に余力がある場合は特に4回通しのクラスへの参加によってこそ、

ネクストに出会うことができる。

 

脳からの指令がうまく伝わらない自分のカラダについて、

そのイメージさえもつかめないまま放置すること、

無防備過ぎるために持てる力を表現できない、

そんな状態でいることに何の躊躇いも感じない、気付かない・・・

これは、カラダだけの問題じゃなく、生き方にもつながっているんじゃないかと。

取り巻く環境から発せられる情報の中に埋もれていると忘れがちだが、

流されていくだけではなく、その中をくぐり抜けることによって、

情報の質さえも変化する。

例えば体験講座を受けて、一度で食いついてくる人というのは、

ココロやカラダについてそれに反応するだけのおもいや積み重ねがある場合が多い。

ギリギリのところにいるからこそ見えてくるものがある。

もがいてもがいて、何とか這い上がることができる人。

そんな人が、一番に反応してくる。

だからこそ、このプログラムが必要なのだけど、

それだけでは足りないとおもうのだ。

どこかに余裕があり、自分のキャパを意識し、

余力を世の中に生かすことができる人の存在が求められているのではないか。

小さいこどもたちと暮らす女性たちからは

「仕方ないよね~歳だから・・・子持ちだから・・・もともと違わない?、何コレ??」

といった笑いにして終わらせてしまおうとする声がよく聞かれるけれど、

これは、本人にとっても、近しい人たちにとっても、社会にとっても、もったいないこと。

物質的には恵まれすぎている今の時代、意識的に箍をつくらないと、

流れ流され、あっという間に時は過ぎていく。

時間が流れたことさえも気付かないほど、モノと情報に溢れている。

その先、欲を言えばその先の先にあるものに出会うためには、

とりあえず通り抜けて味わってみることも必要。

産後という、良くて人生に数回しか味わえない時期に、何をおもい、誰と出会うか。

 大袈裟だけれど、これからの生き方を考えるきっかけになりたい。

ひとつの出会いとしてのクラスでありたい。

あえて箍になろうとおもうのだ。






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Last updated  2006.10.13 00:55:32
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