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住み始めて3ヶ月になる北名古屋市は、市民活動がとても盛んな市。 沢山の市民グループ、法人が存在する。 そのひとつに、60代の主婦を中心にしたボランティアグループがある。 週に一度近所の福祉施設で、高齢者を対象にした、昼食会を開いている。 一食300円という実費にも満たないような金額で、 毎週希望者に昼食を提供している。 メニューは、まさにおふくろの味、デザートまでついているそうだ。 その作業を数人の手で続けていくのは、相当な気力が必要だろうと思う。 この活動自体は、数年前からやっているそうだが、 1年ほど前から、高齢者と子育て中の母親とのふれあいの場になれば、 という思いから高齢者向けの昼食会に、 乳幼児を持つ母親の参加も呼びかけたそうだ。 母親たちには、好評だったそうだが、 最近、乳幼児連れの親子が参加できる日が、毎週から、隔週に変更された。 ボランティアグループの負担増が大きな理由のひとつだそうだ。
世代の違うものたちの交流には、いろいろなしかけが必要だろう。 「お互いに、思いやる心」コトバでは一言だけれど、 それを引き出す場の設定は、難しい。 そこに集う人達には相手がどんな状況にあるのかを想像する力が必要だと思う。 10年一昔といわれて久しい今、 母親の置かれている社会の状況を踏まえて判断できるだけの 学びがなければ難しいと思うし、 今の高齢者が、どんな時代に生き、何を経験し、何をおもって暮らしてきたか というバックボーンを知らずしては、本当のふれあいの場は成り立たないと思う。 支援者、その場を設定する人にその知識があることは大きな力になると思う。 これは本当は、参加者にも求められるものなのだけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.18 05:47:23
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