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2007.08.21
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カテゴリ:こども・家族

長い長いお盆が終った。

世間では、多くの人がお休みを取ってゆったりと時間が流れる時、

我が家では、僧侶である夫も、寺族である私たち家族もそれなりに忙しい。

この10日間にお会いしたのは、通して約800人ほど。

お参りの会場の準備や食事の手配、お茶の接待に後片付け、

文字通り家族総出、もちろん他にも沢山の方に関わっていただきながら、

何とか終えることができた。

 

このお盆期間中の我が家のこどもたちといえば、色んな大人たちに囲まれて、

時には見よう見まねで、時には丁寧に教えてもらいながら、

年相応におとなの仕事に係わってくれた。

息子は今年から一人で棚経(お盆期間に檀家さん宅に出向いて

お経をあげさせていただくこと)に回らせていただいたし、

2年前からは、他のご寺院のお坊さん方と一緒に施食にも参加させていただいている。

娘たちも、食事の後片付けや精霊送りのお流し品の受け取り、

他にもいろいろと力になってくれるようになってきた。

長女は、両親と自分達の昼食の準備をしてくれたし、

2歳の末娘だって、時には猫の手を上回る働きをする。

普段のお手伝いは、ごっこ的な要素が強いものだけれど、

このときばかりは、周りの大人は真剣だし、

やればやっただけ本気で誉めてくれる人がいるという状況は、

こどもにとっても、ただのお手伝いではなくなるようだ。

いろいろな大人のいろいろな仕事のやり方を垣間見ながら、

少しずつルールを覚え、人間関係の機微を感じ取る。

それが上手な子もそうでない子もいるけれど、

感じ取る能力は磨けば、光る!。

身近にいる大人は、いい人、立派な人ばかりではないし、

大人も子どもも色んな人と出会うのがこの世の中。

その中で、どう対処して、どんな風に生きていくかは、自分自身が決めていくこと。

楽しいときを過ごすばかりが、夏休みじゃない。

「こんな体験めったにできないんだから!」と、こどもたちには偉そうに語っているが、

親として、これでいいのかといつもいつも迷って悩んでいる。

それでも、お寺のお盆は、期間限定だから、

年に数日だから、こんなことがあってもいいんじゃないかと、思う。

子どもは子どもなりに何かを感じ取っているんじゃないかと。

でも、正直なところ、たかが年に数日のこの期間は、

余裕がなく、カリカリしてしまって、夫婦だけでは処理しきれない場面が多々あり、

こどもたちの心がギシギシいっているのが聞こえてくる。

こんなとき、どう対処していくか、何を背負い何を委ねるか、

コミュニケーション力と、時々での機転と配慮とが必要だと自戒を込めて思う。

 

それにしても、この行事を滞りなくこなせるようになるには、あと30年は必要だろうな・・・

そうなる前に隠居の身かな。






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Last updated  2007.08.25 17:38:46
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