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カテゴリ:お寺のこと
この頃お寺っぽいことが続いていましたが、お寺っぽいことをしていると、 お寺っぽいお誘いが、度々かかるようになります。 今回は、ご近所のお寺で行なわれた梅花流の御詠歌の講習会に参加してきました。 初心者向けに、御詠歌をお唱えするのが主な内容でしたが、 お寺っぽいことをやっていくことも必要か・・・と思っていた時でしたので、 ちょっとのぞきに行ってまいりました。
御詠歌の中には、仏教の教えが盛り込まれていて、 鈴を鳴らしながら、声をそろえてお唱えするのです。歌うのではないそうですよ。 何と!検定試験まであるそうで驚きです。 葬儀の時に唱えるもの、結婚式の時に唱えるもの、様々な種類があって、 独特の楽譜で、節回しにしても色々な決まりがあるようです。
昔から仏教の一部として念仏や坐禅、お題目を唱えるということが行なわれてきましたが、 考えてみればどれも呼吸と深く結びついていますものね・・・ 声を出す、深く呼吸をするという点では、御詠歌をお唱えすること自体にも 意味があるのではないかと思いました。 声をそろえて御詠歌をお唱えすることで、その場にいる人とのつながりも感じやすいですし。
ところで、最近は、ご詠歌の新曲も増えていて その中のひとつに南こうせつさん作詞・作曲のものがあります。 こうせつさんは、大分の曹洞宗寺院の三男さん、こうせつというのは本名だそうです。 そういわれれば、お坊さんっぽい名前ですよね~
この御詠歌「まごころに生きる」の中には「愛」という言葉が、何度か登場します。 御詠歌としては珍しいことだそうで、仏教と愛という言葉って何だか奇妙な組み合わせのような気がしましたが、 講師の先生が言われるには、 「愛する」ということは「喜びを持って生きる」「感動を持って生きる」ことだと。
普通の歌(というのもヘンですが)と、御詠歌の違いさえも定かではない私が言うのもなんですが、 賛否両論ある、いわゆる御詠歌っぽくないこの歌、 誰でも口ずさめるという点では、御詠歌の普及に、一役買うのではないかな~と思いました。
「まごころに生きる」 南こうせつ作詞・作曲
そよ吹く風に小鳥啼き 川の流れもささやくよ 季節の花はうつりゆき 愛しい人は今いずこ ほほえみひとつ 涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて 生きてる今を愛して行こう
広がる海ははてしなく 全ての命はぐくむよ 人の心もおおらかに 互いを敬い信じ合おう ほほえみひとつ 涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて 生きてる今を愛して行こう
幼い頃にいだかれた 温もり今も忘れない この世でうけた幸せを そっとあなたにささげましょう ほほえみひとつ 涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて 生きてる今を愛して行こう
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Last updated
2008.10.10 08:38:39
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