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ご近所に、いつもひ孫さんを乳母車に乗せて、 時には負んぶして散歩をしている、おばあちゃんがいます。 道で出会うと、時々立ち話をさせていただくのですが、 娘さんも、お孫さんもみんなお勤めに出ているので、 日中は家事と育児を担当されているのだそうです。
その方は、会話の中でよく「私は、この辺の人間じゃないから・・・」とおっしゃるのですね。 もう60年も前に結婚して、このまちで60年も暮らしているのに、 ここで暮らさせていただいている、という意識がどこかにあって、 そんな言葉がでてくるのだろう、と勝手に推測したりしていますが、 実は、こういう人たちが、このまちを支えているのですね、今は。
今日はこの方、これまた散歩中の父子さんと立ち話をされていたのですが、 その間、ずっと車椅子に座っているご自分と同世代のおじいちゃんの手を 両手で、包み込むようにして、さすっていました。
こんな光景に出会うと、 親の親世代、明治・大正生まれ人たちに支えられて、 今の私たちが、こうして幸せに暮らしていくことができているのだな、と思うのです。 そして、私が仮に80歳まで生きたとして、 そのときに、こうやって周りを支えるだけの力があるのだろうかとも、思うのでした。
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Last updated
2009.03.16 11:28:40
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