お寺暮らし

お寺には、毎日色々な方がお顔を出されます。

古くなった本堂の天井のことを我がことのように心配し、あれこれ手配してくださるＯさん。

「自作した山小屋へ一緒に行こう！」と誘ってくださるＷさん。

季節ごとに境内地の手入れをしに来てくださるＴさん。

今日も色々な方と、色々な話をしました。 

考えてみれば、み～んな父親世代の方たち。

お寺のことや、多分我々家族のことを

それぞれの立場から見守ってくださっているということが伝わってきて

有難い限りです。

中でも「若（息子のこと）は、みんなで育てないかんでな～」という言葉には、

返す言葉がないほどでした。

お寺に住まうようになり、私自身も歳を重ねて、

外からの言葉が、少しは素直に入ってくるようになってきた気がしています。

当たり前のことなんて、何一つないのかもしれないってね。