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長い長いお盆が終りました。
我が家では、夏休みの半分はお盆期間。 この地域では、一昔前まで、8月1日から盆の入りまでの2週間ほど 毎晩、夜施食(よせがき)が、行なわれていたそうです。 その夜施食、今は8月初めの1週間だけになりました。 毎晩、檀家さんが集り、蚊取り線香の匂いと、 扇風機の風の中で行なわれるお参りは、なかなか味があります。
夜施食が終ると、実家寺の盆施食の手伝いです。 夫は、もちろん朝から晩まで、忙しく働いていますが、 息子は、今年から一人で自転車に乗って棚経のお勤めをしましたし、 お隣のお寺の施食の随喜もさせていただきました。 娘たちは、会場の準備やお茶だし、掃除など、 できることをできる範囲で手伝ってくれるようになりました。
盆の入り迎え火の日は、お墓でご先祖さまをお迎えする墓施食。 お墓でお迎えしたご先祖さまを、提灯の火を目印に家まで案内するのだそうです。 去年から始めた、九万九千日(くまんくせんにち)のお参りと花火会には、 たくさんの方がご参加くださいました。 精霊送りは、夫実家寺で数十年前から続く地域の行事です。 親族が全員集合するこの日は、夜遅くまで、たくさんの人が出入して まるでお祭りのよう。 ゴ~ンと低く響く鈴の音と線香の香り、燃え上がる炎が、幻想的で懐かしさを感じます。 久しぶりに会う大学生・高校生になった姪・甥たちは、 去年まで、大人がやっていた仕事をしっかりと、こなせるようになっていました。 空き時間には、年下のいとこたちの勉強をみてくれるというオマケ付きで、 母親としてはホントありがたい。 末娘も4歳になり、いつも誰かを負ぶっていた 10数年間に比べれば、格段にフットワークは良くなり、 お盆期間の「働く」ということに関しては、 やっと今までのお返しができるようになりつつあります。 でも、その分やらなければならないことが増え(増やし?) やはり右往左往の毎日でした。
毎晩、ご馳走を食べて気づけば夜中という生活は、それなりに楽しいのですが、 子どもたちにとっては、結構ハード。 昨夜、末娘は耳元でそっと「やっと終ったね・・・」と囁きました。
盆・正月、学校の休みと重なる時期は、 どうしても、子こどものことや家の中のことが、後回しになってしまい、 もっと計画的に、要領よくできないものかと、いつもいつも悩むのですが、 まあ、このゴタゴタした環境を、大人になった時に、懐かしく思い出してくれるだろうと 勝手に思っています。
今日は、本当に久しぶりに 家族6人だけで、ごはんと味噌汁、煮物に焼き魚という 普通の食事をゆっくりといただきました。 家で食べるごはんっていいね~とみんなで頷きあいました。
さて、これからの時間をどうやって過ごすか、思いは膨らみますが、 問題は、夏休みの課題。 何から何まですっかり終えてしまい余裕綽々の顔もあれば、 提出日を目前に涙ながらに、読書感想文用の本を読んでいたり、 すっかり終った気になっていた自分にガッカリしていたり。 同じ親から生まれた子どもですが、色々です(笑)
とにかく、我が家のお盆が終りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.21 10:17:09
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