お寺暮らし

お地蔵さまは、子どもの守り佛として昔から信仰されてた民間信仰の信仰の神さまでしたが、

いつの頃からか、仏教に属する地蔵菩薩と結びついていったようです。

毎月２４日は、お地蔵さまの縁日。

８月２４日は、お盆期間中なで、地蔵盆といわれ盛大に地蔵盆祭りを開催します。

元々、近畿地方を中心にして行なわれているお祭りで、

数珠繰り（じゅずくり）をしたり、盆踊りをしたり、内容は地域によって様々です。

私たちがお邪魔した地蔵盆祭りは、

こどもたちを日頃から見守ってくださっていることへの感謝と

子どもたちのすこやかな成長を願って、お地蔵さまにお化粧をします。

もちろん、主役は子どもたち。

十数年前からはじまった行事だそうで、小学生のとき初めて参加した子が、

社会人になってお世話係になっていたり、

新たな顔が仲間入りしたりして、とても賑やかです。

ウチの子を含め、夏休みの最後の思い出として、毎年楽しいにしている子も多いそうです。

家族揃っての参加される方が多いのですが、

驚きなのは、大人だけで参加される方も大勢いらっしゃるということ。

参加する子どもの数以上の大人たちが、

ボランティア（というか、逆に参加費を払って）として、参加していること。

ここでは、高校生までの子ども達の参加は無料なので、

自分の子どもや孫の為だけではなく、

ちょっと見知った、もしくは、はじめて出会う子たちのために、

大人たちが、時間もお金も提供して、楽しく働く。

十数年前からはじまったというこのお祭りが、

うまく機能しているところがスゴイと毎年感心させられています。

偵察気分のハハを横目に、娘たちはせっせと、お化粧中。

何せ、優勝、２位、３位のグループには、賞品がでるコンテスト形式なので、

力の入りようも違います。

制限時間２時間を目いっぱい使って、お化粧に専念する子あり、

休憩しながら、気長に取り組む子あり、

グループごとに、年長のリーダーのもと、懸命にお化粧していました。

キレイな色にお化粧したお地蔵さまを眺めると、こちらも楽しくなります。