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カテゴリ:龍神の森
平田寺には、境内に鎮守の森を創ろう!という計画があります。 これまでも、ことあるごとに龍神池のビオトープ化と鎮守の森づくりについて しつこくしつこく話してきましたが、 この度、龍神の森づくりプロジェクトが、動き始めました。
龍神池が、コンクリートで固められた人工的な池になる以前は、 水が滾々と湧き出て、魚やカメが棲み 池の周りは、木々が鬱蒼と茂っていたという話を聞いてからは、 龍神池を少しでも昔の姿に近づけたい! 何とかして池の水をキレイにしたい!という思いが いつもどこかにわだかまっていました。 そんな思いが高じて、ふと友人にもらした 「池をビオトープ化したらどうだろう?」の一言が思いもよらぬ展開になっています。 まだまだ模索の段階ですが、 ランドスケープやビオトープの専門の先生方においでいただき、お話を伺ううちに、 色々な広がりが出てきて、鎮守の森について興味を持ったり、 参道の紫陽花植樹計画が浮上したりしています。 木について、土について、水について、花について 知らないことばかりで、勉強しなければならないことばかりです。
何ごとも、勢いで創ってしまうのは簡単(←簡単じゃないけどね・・・) でも、それをいかに維持していくかが難しいということで、 このプロジェクトのもうひとつの大きな目的は、 龍神の池と森の守人を育てるということです。 何せ木々の寿命は、人間の何十倍もあるのですから。
これから仲間を集めて、多方面に働きかけていくという動きをするにあたり、 書類作りにも取り組まなければなりません。 こちらも全く知識ナシ。こちらも勉強しなければ・・・
ありがたいことに、多くの方々のお力添えをいただいて、 何とかかんとか動き出した龍神の森プロジェクト。 ここに暮らす人たちが、この土地に誇りを持ち、 いつまでも心のふるさとであり続ける力のある場所づくりをしていきたい。 そしてそれを、守り伝えていく動きにつなげていきたい。
はじめの一歩として、ここ数日間、境内の実測をしています。 これまでは、図面といえば、でき上がったものしか眺めたことしかなかったので、 図面をつくるということが、こんなに手間がかかる作業だとは思ってもみませんでした。 平板測量という方法だそうですが、道具は、とても簡単なものばかり。 平板とコンパス、長い棒とメジャー、錘のついたヒモ、立体的な定規のようなもの(何ていうんだろう)。 これらを使っての手作業です。 測量作業も今日で、足掛け5日目。 境内や参道の土地の形や大きさはもちろん、 木の種類、大きさ、石の大きさや形状をひとつひとつ測量し 紙に書き込んでいく地道な作業です。 お寺の境内は、外周からして凸凹しているし、 大きな石や、不規則に植えられた木々は、 障害物として立ちはだかり、目視での計測は、想像以上に難航。 池の周りは、特にご苦労されていたようです。 実測が終ると、次は、図面に落としこむという、 これまた手間のかかる作業があるそうです。 ↑ 小雨が降ってきたので、パラソルを広げて人ではなく、平板を雨から守ってます。
この計画にお力をお貸しくださっているのは、筧建築設計さん。 今回はインターンとして勉強にいらしている鹿児島大院生のN君も、 メジャー片手に奮闘しています。 お昼ご飯やお茶の時間には、 住職やお庫裡の世間話に笑顔で付き合ってくれています。
動き出した龍神の森プロジェクトについては、こちらでも、随時ご報告させていただこうと思います。 それから、ビオトープや鎮守の森について、耳寄り情報があれば、ぜひ教えてください。 よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.09 16:26:09
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