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2009.10.20
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友人に誘われ、名古屋フィルの定期演奏会に行ってきました。

音楽会を創るという仕事をしている友人の解説つきだったので、

パンフレットをピラピラ見ることもなく、安心して音楽を楽しむことができました。

どの曲も素敵で、久しぶりの音楽会をすっかり堪能したのですが、

中でも、武満徹氏作曲の

ヴィオラとオーケストラのための"A String Around Autumn"は、

不思議な曲でした。

世界的ヴィオラ奏者 今井信子さんの演奏するヴィオラの音色は、

ホール全体を秋色に包みこみ、

聴いているこちらまで深い空間に吸い込まれてしまうようでした。

 

そのまま帰るのがもったいなかったので、ちょっと寄り道して一杯ちょき

余韻に浸っていたら、オーケストラの演奏と森が重なり合って、

アタマの中では、虫や鳥や木々までも、グルグル・・・・・

オーケストラも「鎮守の森」も、構成員はそれぞれの役目があって、

個性に応じて、それぞれの力を発揮しながら共存している。

 

「鎮守の森」は、田んぼの中やまちの中に

まるで緑のオアシスのようにほっこらと残っている樹林や森のことを言います。

そこには必ず神社や祠、お寺や地蔵があって、

はるか昔から地域のひとたちに大切に守られている場所。

この「鎮守の森」という言葉、英語にもドイツ語にも訳せないので、

そのまま学術用語となっているのですって。

 

高木、亜高木、低木、下草、という多層群落で構成されている森の周りは

つる植物や低木に囲まれ、

光や風が急に入ってきて森の林床が乾いてしまうのを防いでいるのだそうです。

多層群落の森の中では、高木も低木も、競争しながら共生していて、

どの固体も少しずつ我慢しながら生きている。

一見穏やそうに見えるけれど、そこでは、

我慢しながら生育するか、我慢できなくて野垂れ死にするか、どちらかしかなく、

どの固体も生死をかけて均衡を保っているのです。

その緊張感が、オーケストラに通じたのかも知れませんね。

 

 

このところ、すっかり「鎮守の森」に惚れ込んでいます。

興味があれば、読んでみてください。

鎮守の森

そして、一緒に森づくり、しませんか。

 






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Last updated  2009.10.22 14:58:57
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