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カテゴリ:地域のこと
ここ九之坪の歴史を調べてみると、 このまちにとって、お寺や神社は、なくてはならない存在だということが分かります。 なくてはならない、というよりも、お寺があったから、このまちが出来上がったのでしょう。 まちの中を南北に岩倉街道が通り、 九之坪城という城があったという歴史はありますが、 城下町、宿場町というよりも、九之坪はやはり寺町でしょう。
今の段階で、私たちが考えるまちは、ひとつの小・中学校区。 歩いて行動可能な範囲です。 そんな小さなまちにも、その土地固有の歴史や文化があるものです。 ものごとには、色々な方法がありますが、私たちは足元からやっていこう。 揺らぎそうになったので、再確認しました。 きっとまた揺らぐので、ここに書き留めておきます。
お寺が、このまちのためにできることは何だろう? ということで、九之坪にある4寺院の方丈さま・若方丈さまにお声掛けして寄合を持ちました。 「お寺は、住職のものでも、檀家もものでもなく、本尊さまのもの」と 住職である夫は、ことあるごとに言いますが、 お寺が税制上優遇されているのは、 公益法人として認められているからなのです。 お寺は、公益法人でなければならないのです。
高名な経済学者ドラッガーが 「世界のNPOの原型は日本の古寺」にあると指摘しているのは、ご存知でしょうか。 寺子屋という学びの場として、 祈りと癒しの場として 遊びの場として、 福祉の場として、人々は何かにつけ、お寺に集まりました。 そこでは、人々が行きかい、多様なモノゴトの交換が行われていたのでしょう。 時代は変化しても、公益法人としてのお寺は、 これからも、その役割を確実に果たしていかなければならない。 まず一歩。 4つの禅寺が集まったので、勝手に命名「フォー禅寺!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.27 09:58:19
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