今年の八重山の小さな蝶たちは、ハマヤマトシジミも発生して賑やかですが、鑑別にはちょっと苦労します。
ヤマトシジミ南西諸島亜種(石垣島) (2) posted by (C)ドクターT
まずはヤマトシジミ南西諸島亜種ですが、低温期型だとちょっと裏面の黒点がはっきりしなくなって判りづらくなりますが、ポイントは後翅亜外縁の斑紋列がくの字型でつながっていないことでしょうか
ホリイコシジミ(白浜) posted by (C)ドクターT
ホリイコシジミは今回白浜と仲間川林道入り口で見ましたが、大きさが一番小さいのと、前翅前縁の2黒点があることと、後翅亜外縁の斑紋列が繋がって線状になっていることが特徴です。
ヒメシルビアシジミ(西表島) posted by (C)ドクターT
ヒメシルビアは今回、南風見田で見ましたが、後翅外中央の前縁近くの3黒点の並びがシルビアシジミ同様にずれています。
ハマヤマトシジミ(南大東島) posted by (C)ドクターT
ハマヤマトシジミは今年石垣島でも発生しているようですが、3日目は雨模様で天気が悪く見つけることが出来ませんでした。この写真は一昨年南大東島で撮ったものです。後翅亜外縁の斑紋列が繋がって波状になっているのが特徴です。
八重山で青っぽい小さなシジミを見たらこの4つの可能性がありますので、裏の模様が判るように写真を撮って判別します。