食草から見た蒲郡の蝶のその4はウラゴマダラシジミです。
ウラゴマダラシジミ完成図 posted by (C)ドクターT
ウラゴマダラシジミはまだ蒲郡で成虫を見たことがありません。豊橋の葦毛湿原がこの辺りでは有名な産地ですが、昨年蒲郡の隣の西尾市幡豆町で見ました。また御津町のIさんは古くから蝶の採集をして見えますが、昔五井山にはウラゴマダラシジミがたくさんいたと言って見えました。ウラゴマダラシジミの発生時期は5月頃ですが、他のゼフィルスと同様に年1回の発生でほとんどの期間を卵で過ごします。食草はモクセイ科イボタノキ属のイボタノキの仲間です。蒲郡でも山道を走っているとイボタノキはよく眼に止まります。比較的白っぽい木肌をしていて、ウラゴマダラシジミの卵は新鮮なうちは橙色をしていますので、卵は他のゼフィルスに比べると探しやすい種類です。また自然状態では同属のネズミモチ(右下に花を載せました)も食草となっている可能性があります。
ウラゴマダラシジミの卵(蒲郡市柏原町) (2) posted by (C)ドクターT
ウラゴマダラシジミの卵(蒲郡市柏原町) (1) posted by (C)ドクターT
本日、三河湾スカイラインを走ってイボタノキがあると停まっては卵探しをしました。そしてとうとう蒲郡でも卵を見つけました。幸田町との境界になりますが、蒲郡と言ってもよいでしょう。