食草から見た蒲郡の蝶のその7はコムラサキを取り上げました。蒲郡でコムラサキを見た人は少ないと思いますが、証拠写真があります。下の写真の下中の丸は神ノ郷町の兼京川のほとりで撮ったものです。
コムラサキ完成図 posted by (C)ドクターT
コムラサキの食草はヤナギ類ならばほとんど何でも食草になります。ヤナギと言うとシダレヤナギを思い浮かべる人が多いと思いますが、自然に自生しているのはタチヤナギ、カワヤナギ、イヌコリヤナギなどで、河川敷によく生えています。でも残念ながら蒲郡には矢作川や天竜川のように広い河川敷を持つ川がありません。しかし細い川でもよく探せば川の中で見つかることはあります。上の写真の右下の丸の中は西田川で見つけたものです。
コムラサキ─ヤナギ分布図 posted by (C)ドクターT
分布図を作るほど蒲郡にはヤナギの木が多くありません。兼京川のコムラサキを見たところのヤナギの木も伐られてしまいました。唯一数本まとまって生えているのが西浦半島の真ん中付近の黄丸で、ここは休耕田ですが、よい時期に行けばコムラサキが見られるのではないかと思っています。