知多市岡田ハンノキマップ posted by (C)ドクターT
かって私の住んでいる知多市岡田のハンノキが何処に生えているか調査したことがあります。その時に2重丸で示した場所の休耕田でミドリシジミが生息していることを発表しましたが、その後その場所のハンノキは腰の高さで伐られてしまいついていた卵も子孫を残せなかったようで、また伸びてきた枝には卵はついていません。他のハンノキ林の何処かで生息していないかと調査を継続していました。実際の行政区域は知多市日長になるのですが、ほとんど知多市岡田と言ってもよい場所に50本以上のハンノキの生えている場所があります。塗りつぶした赤丸で示した場所で、かってここには大きなため池とその掘った土を盛ったはげ山があった場所で、私の自然観察の出発点となった場所です。
ハンノキ林(知多市日長) posted by (C)ドクターT
その場所は、現在ではため池のあったところはグラウンドになっていますが、その奥のはげ山のあった辺りは写真のような荒地となっており、ススキの原にハンノキが生えています。比較的若い木が多く、何度かこの場所で卵探しをしていました。
ミドリシジミの卵(知多市日長) (1) posted by (C)ドクターT
今まで何度通っても、見つけることが出来ませんでしたが、昨日ようやく1カ所卵の着いているところを見つけました。直径7cmくらいのハンノキの眼の高さのところで南西側に着いていました。
ミドリシジミの卵(知多市日長) (2) posted by (C)ドクターT
TG-3で確認すると間違いなくミドリシジミの卵でした。この木にはここ1カ所だけで、その周辺の木も探して見ましたが見つかりませんでした。なお、この場所での成虫確認は2年前に2♀を見ています。成虫がいることが判っている場所で、ハンノキがたくさん生えていてもなかなか卵が見つからないことがあります。阿久比町のハンノキ林でも成虫はたくさん見ましたが卵を見つけるのは大変でした。生息数の密度によるのでしょうが、やはり卵を見つけるには継続した努力が必要だと思いました。