知多半島にウラゴマダラシジミがいることは昨年 Luffy さんや Lapis-k さんが撮影していましたので、判っていましたが、私は私のやり方で探すことにしました。それは知多半島のイボタノキを調査してそこに産み付けられている卵を探すと言う、気の遠くなるような方法です。昨年から10回以上調査に行きました。
知多半島のイボタノキの分布は主に武豊町~美浜町~南知多町に集中しています。大きく二つの場所のタイプがあり、ひとつはハンノキの生えている林の中に混ざっているもの、もうひとつは山(知多半島には高い山はありませんので、丘と言った方がよいかも知れません)に沿って走る道路沿いの土手から道に向かって生えているものです。昨日の午前中は主に南知多町の後者のタイプのイボタノキを30本ほど調べて回りました。
ウラゴマダラシジミの卵(南知多町) posted by (C)ドクターT
そして、今日も駄目だったかと諦めかけて、最後にあの木を見てからにしようと決めた時でした。
道路脇のイボタノキ(南知多町) posted by (C)ドクターT
見つけたのはこんな場所です。何処にイボタノキがあるんだと言うような写真ですが、半落葉で小さな葉が残っているみっともない木ですので、いろいろなツルも巻き付いていますが、慣れてくるとすぐに判ります。
これで知多半島にもウラゴマダラシジミが生息している証拠をつかまえることが出来ました。5~6月頃に成虫を確認するのが楽しみです。