食草から見た蒲郡の蝶のその82はミヤマチャバネセセリを取り上げます。小型のセセリチョウで、イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリと似ています。その一番の特徴は後翅中央部に他と離れた大きな白斑があります。この位置の白斑はイチモンジセセリやチャバネセセリでも出ることがありますが、小さなものでこれほどはっきりしてはいません。
ミヤマチャバネセセリ(阿蘇) posted by (C)ドクターT
私がこの蝶を撮影したのは2010年8月1日阿蘇の草原でたった1回きりであり、そんなに何処にでもいる蝶だとは思えないのですが、古い分布図では愛知県はベタに塗ってあります。
ススキ類分布 posted by (C)ドクターT
食草はススキ、チガヤ、ヨシ、アブラススキなどのイネ科ですので、蒲郡でも何処にでもあります。年に3回出るようですので、根気よく探して見ましょう。
この蝶で一応、古い分布図には載っていて、しかも食草が蒲郡にあると言うものは最後ですが、あと外来種で入って来てもおかしくない蝶を4種類ほど取り上げます。