山道を歩いていると時々ヒヨドリくらいの大きさの茶色い鳥が飛び立ちます。結構敏感に逃げるので、並んで歩いていると最初の人しか見ることが出来ない。
トラツグミ(母島) posted by (C)ドクターT
これがトラツグミで地元ではピーポー鳥と呼ばれています。鳴き声は「ピーポー」とも聞こえますが、もう少し悲しげな「ヒューヒュー」とも聞こえます。その鳴き声は中国の伝説上の鵺という怪物の鳴き声のようだとも言われます。この鳥は小笠原固有種ではなく、愛知県にもいますが小笠原ではよく出て来ます。
トラツグミ幼鳥(元地) posted by (C)ドクターT
でも幼鳥の丸い眼は可愛いです。
アカガシラカラスバト(母島) (12) posted by (C)ドクターT
この鳥も今回はよく出て来ました。キジバトにも似ていますが、小笠原にはキジバトはいません。地元では赤ポッポと呼ばれている天然記念物のアカガシラカラスバトです。北港へ行く道の途中には「赤ポッポがいるよ。ゆっくり走ろう。」の看板が時々あります。
アカガシラカラスバト(南崎) posted by (C)ドクターT
あまり飛びませんが、たまに木の枝に停まることもあります。