オオノスリを調べて見たら、かなり珍しいもののようですので、今日もう一度確認して来ましたので再掲します。
オオノスリは中国北東部、モンゴル、チベットで繁殖して、冬は中国東南部、ミャンマー、インド、朝鮮半島などで越冬する鳥で、日本国内では冬、迷鳥として稀に見られる鳥らしいです。与那国島では毎年見られるようですが、その他では佐賀県、石川県、新潟県、茨城県で記録があるくらいで、愛知県での記録は見つかりませんでした。
10月19日、西尾市吉良町駮馬の私が石舞台と呼んでいる岩山があるのですが、その崖の途中の木に停まっていました。本日(23日)にもう一度そこへ行って見たら同じ木に停まっていて、時々飛んではまたその付近に戻って来ました。しばらく滞在しているかも知れません。
問題はそれがノスリではなくオオノスリと認識出来るかどうかですが、とにかくノスリよりでかい。時々ハシボソガラスがちょっかいを出しますが、それと比べると二回りくらいでかい。そして、胸の褐色帯がノスリのようにはっきりしてなくて、縦縞がまばらにあります。体に対する尾羽の割合が長い、下から見上げると初列風切りの上の白斑があるので、その部分が白いパネルのように見えます。それでは本日撮って来た画像です。
オオノスリ(吉良町) (4) posted by (C)ドクターT
最初は、19日に見たのと同じ木に停まっていました。
オオノスリ(吉良町) (3) posted by (C)ドクターT
オオノスリ(吉良町) (25) posted by (C)ドクターT
その後、飛び立っては戻って来て、別の木に停まったり、てっぺんの岩に停まったりしました。
オオノスリとハシボソガラス(吉良町) (1) posted by (C)ドクターT
ハシボソガラスがちょっかいを出す場面もありました。大きさの違いがよく判ります。
オオノスリ(吉良町) (2) posted by (C)ドクターT
上空を飛んでいるので羽の上面は見えませんが、下から見ると初列風切りの上が白いので、透過光でその付近が白いパネルのように見えます。
オオノスリ(吉良町) (10) posted by (C)ドクターT
ノスリよりも胸帯の縦縞はまばらで、ケアシノスリのように足蹠に毛は生えていません。