この前タテハチョウ科の蝶では普段4本足だけを使い、一番前の足には味覚受容器があり食草を見分ける時だけに出して使うと申しました。その他の科の蝶では普段から6本足を使うことが多いので、一番前の足に果たして味覚受容器が存在するかどうかと言う疑問を提出しました。その解答になると思われる画像を探して見ましたので報告します。
アゲハ♀(西浦町) posted by (C)ドクターT
アゲハの♀が食草のミカンに向かって飛んでいます。この時には6本の足は畳まれています。
アゲハ♀-3 posted by (C)ドクターT
食草が近づいて来ましたがまだ畳んだままです。
アゲハ♀(西浦町)-002 posted by (C)ドクターT
さて直地の瞬間が近づいて来て、足を準備しています。この時後4本と前2本の出し方が違うのに注目して下さい。
アゲハ♀ posted by (C)ドクターT
着地した後、一番前の足で新芽を触っています。
アゲハ産卵 posted by (C)ドクターT
そして、確認が済むと、産卵を始めました。この時には一番前の足を畳んでいます。
と言う訳で、アゲハにも一番前の足には味覚受容器がありそうです。