昨日は一日仕事のない日でしたので、久し振りに遠征しました。房総も行きたかったのですが、天気を見ると西の方ほどよい感じでしたので、中国地方にベニモンの卵探しに出かけました。岡山まで新幹線で行き、駅前でレンタカーを借りて、広島県の帝釈峡と言うところへ行きました。
クロウメモドキ(帝釈峡) (6) posted by (C)ドクターT
まず最初に食樹の(キビノ)クロウメモドキを探さなければいけません。写真中央の崖地の岩の横からヒョロヒョロと伸びているのがそうです。奈良県ではなかなか見つけられなかったクロウメモドキがすぐに見つかりました。
クロウメモドキ(帝釈峡) (1) posted by (C)ドクターT
特徴はまず樹肌です。さくらの樹肌に似た横縞があります。ところどころ棘があります。
クロウメモドキ(帝釈峡) (2) posted by (C)ドクターT
葉はイボタノキよりは大きく、付け根の方が細くなっています。
クロウメモドキ(帝釈峡) (3) posted by (C)ドクターT
黒い実がついています。イボタの実よりも大きくて丸くテカテカしています。
クロウメモドキ(帝釈峡) (4) posted by (C)ドクターT
枝先も棘になることがあります。
ベニモンカラスシジミの卵(帝釈峡) (4) posted by (C)ドクターT
全部で5本クロウメモドキを見つけましたが、そのうちの1本に卵がついていました。小さい木にはついていないようで、ついている木は3mくらいの高さがありました。細枝の分岐部についています。
ベニモンカラスシジミの卵(帝釈峡) (9) posted by (C)ドクターT
ベニモンカラスシジミの卵(帝釈峡) (5) posted by (C)ドクターT
1卵だけのところもありましたが、2卵、5卵まとめてついているところもあり、同じ木から13卵見つかりました。持ち帰って飼育して見ますが、うまく行くかどうかは挿し木が生着するかどうかにかかっています。先日クロウメモドキの種を購入して蒔いてありますが、それが食樹として使えるようになるには2~3年かかるでしょう。
今日、飼育に目覚めつつあるナオ君のところに5卵お土産に持って行きました。