ウラナミシジミ♂(知多市) posted by (C)ドクターT
知多市では、12月初め頃までウラナミシジミが飛んでいるのを見ることが出来ます。
ウラナミシジミ♀(知多市) posted by (C)ドクターT
クズの花がその頃まで咲いています。
ウラナミシジミ卵(知多市) (2) posted by (C)ドクターT
クズの花にはウラナミシジミの卵がベタベタに産み付けられています。
ウラナミシジミ幼虫(知多市) posted by (C)ドクターT
幼虫は花を食べます。
でも知多市でウラナミシジミは越冬出来ないようです。と言うのは、春先にウラナミシジミを見ることが出来ないからです。早い時で5月頃になってようやく見ることが出来ます。何故でしょう
愛知県では知多半島南部、渥美半島で越冬したものが少しずつ世代交代をしながら北の方へ毎年生息範囲を拡げると言われていますが、霜が降りると冬越し出来ずに全滅してしまいます。それは気温だけの問題ではなく、食草がなくなるからだと思われます。ウラナミシジミはマメ科の植物を広く食草としていますが、マメ科でも主に花蕾を食べます。季節によって、食べる花の種類が替わります。春は主に畑で栽培されるインゲン豆やエンドウの花を、夏~秋にかけてハギの花を、秋にはクズの花と言う具合に食草を変えて個体数も徐々に増えて来ます。冬に食草となるマメ科の花がない地域では世代が途絶えてしまうというのが本当のところでしょう。