昨日、五井山で採ってきたアカシジミの卵を気合いを入れて撮り直しました。気合いを入れてと言うのは、カメラをしっかり固定して、照明にスポットライトを入れて撮ることです。
アカシジミの卵(OLYMPUS TG-4) posted by (C)ドクターT
最初はOLYMPUS TG-4です。深度合成モード(補助光なし)で撮りました。ISO160,1/125秒,F3.2,30mm(35mm換算時)でした。卵の表面についているゴミの形もある程度判りますが、体毛と言うより周りにある木くずのような感じです。これだけ隠すには随分手間のかかることでしょう。
アカシジミの卵(NIKON D4) posted by (C)ドクターT
こちらはNIKON D4,60mmマクロ+接写レンズMC+4使用で撮りました。ISO1600,1/80秒,F18,-1EVです。TG-4の深度合成より自然な感じには撮れますが、やはり簡単に撮れる点でTG-4の深度合成モードの方が優れているようです。
今年は蒲郡のアカシジミは豊産しました。しかし、卵を見つけるのはとても難しい仕事です。蝶研出版の「スーパー採卵術」を見てもアカシジミ、ウラナミアカシジミについてはどんなところで見つかりやすいかについては詳しく書いてありません。休眠芽の基部であることは間違いありませんが、隠されているために肉眼では木のコブのようにしか見えません。わずか2回の経験ですが、比較的小さな木(高さ2m)の側枝の頂芽から2番目の枝の2番目の休眠芽にありました。さがらの森などはコナラは大木が多く、上の方に付いているのかも知れませんが、まだ見つけることが出来ません。