屋久島のことはガイドブックでいろいろと勉強して行きましたが、屋久島にはもともと固有の犬(ヤクケン)がいたそうです。今では100%純血はいないようですが、最近見直されて飼う人が出て来て屋久島には60~70頭ほどいるそうです。
ヤクイヌ (1) posted by (C)ドクターT
丁度碁笥を買うために寄った山田工芸(株)さんではヤクケンを25頭飼っていました。これが♀のリーダー犬「モモ」、10歳だそうです。基本的には茶色の短毛で尻尾の先が白いのが特徴で、後ろ足が締まっています。
ヤクイヌ (2) posted by (C)ドクターT
混血なので、黒や灰色のものもいました。
ヤクイヌ posted by (C)ドクターT
最初店に着いた時には吠えましたが、ご主人と一緒になるとお客さんだと分かったのか吠えなくなりました。
ヤクイヌ (4) posted by (C)ドクターT
とても利口でご主人の言うことは何でもよく聞き、頭を持ってブラブラさせても怒りません。短毛で臭いもありません。餌は2日に1回だそうですが、子供の頃には肉など良い餌をたっぷり与えるそうです。猟犬としての能力に優れ、初めての山でも風の向きなど自分で考えてヤクシカや猪を追いかけるそうです。山中に取り残されても自分で筍や山芋を探したり、ヤクシカを狩って1か月くらい平気で生き延びるそうです。ヤクシカなどは歯以外は骨まで残さず食べるそうです。正しく猟犬として飼うには最適の犬ですが、最近は家庭犬としても飼う人が増えているそうです。
ヤクザル (1) posted by (C)ドクターT
山の方へ行くとヤクザルは人馴れしていて、車にも寄って来ます。
ヤクシカ (1) posted by (C)ドクターT
ヤクシカ (3) posted by (C)ドクターT
ヤクシカもよく遭遇しますが、本土の鹿よりも小型であまり逃げません。