昨日のG1ダイヤモンドカップの9Rで愛知の重鎮、大島一也選手の引退レースが行われました。一昨日、医務室に大嶋選手が爪を切りに来ました。その時に大嶋選手が「この爪切りはあまり切れないな~」と言うと、看護婦さんが「今度よい爪切りを買って来て下さいよ」 と切り返しましたが、大嶋選手が「もう来ないから持って来れないよ。」と言いました。その時は看護婦さんも私も変なことを言うな~と思ったのですが、すでに今節で引退する決心をしていたようです。
大嶋選手最終レース posted by (C)ドクターT
一昨日、引退が発表されると、この9レースが最後のレースと言うことになりました。「インの鬼」 と言われた大嶋選手の引退レースは何と6号艇での登場となりました。6号艇でも積極果敢にインを取りに行きます。外からインを取りに行くとどうしても進入が深くなり、それだけ助走距離が短くなり、スタートラインまでに全速まで加速出来ません。でも大嶋選手は80mの起こしでもイン逃げを決めることがよくありました。
大嶋選手最終レース (1) posted by (C)ドクターT
大嶋選手最終レース (2) posted by (C)ドクターT
ピット離れはそれほどよくありませんでしたが、・・・。
大嶋選手最終レース (7) posted by (C)ドクターT
回り込んで、・・・。
大嶋選手最終レース (10) posted by (C)ドクターT
2コースまで入って来ました。
大嶋選手最終レース (14) posted by (C)ドクターT
スタートもトップではないですが、それほど差のないスタートでした。
大嶋選手最終レース (18) posted by (C)ドクターT
1マーク大嶋選手のボートは他艇よりも引き波が大きく立ちます。それだけ遅くまで握って急減速しているのだと思います。
大嶋選手最終レース (35) posted by (C)ドクターT
バック直線では1号艇が逃げましたが、2番手につけています。
大嶋選手最終レース (29) posted by (C)ドクターT
2マーク、大嶋選手のモンキーターンです。
大嶋選手最終レース (39) posted by (C)ドクターT
ここでも大きな引き波が立っています。スタンドでは大嶋選手の最後の雄姿を見ようと大勢のファンが前の手すりまで出ています。6-1が一番人気になっていましたが、結果は1-6でした。
ありがとう大嶋選手 (5) posted by (C)ドクターT
今節出ていなかった弟子の赤岩選手や仲口選手も駆け付けて、師匠をねぎらいます。
大嶋選手最後の水神祭 (6) posted by (C)ドクターT
水神祭は通常は初1着や初優勝など嬉しい時に行われるのですが、弟子たちが集まって水神祭が行われました。
大嶋選手は来年が還暦、愛知支部で上から4番目のベテランで、選手生活36年、7647戦2532勝と言う大記録を持ち、前節も琵琶湖のG3で優勝していますし、まだA1クラスで活躍が出来る選手ですが、落ち目になってからやめるのはみっともないと考えたのでしょうかG1ダイヤモンドカップは世代交代を象徴するように、大ベテランの引退と若手のホープ、石野貴之選手の優勝で幕を閉じました。
打ち上げ (1) posted by (C)ドクターT
残念ながら期待していた毒島選手は優勝戦4着に終わりましたが、まだ次の下関のSGチャレンジカップの結果で暮れのグランプリに出場するチャンスは十分あります。終わってから毒島選手と同じ群馬から来ていた土屋選手を誘って小松で打ち上げをしました。