MOTOの東京下町ライフ（旧：MOTOの北京部屋）

[コラム] カテゴリの記事

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  モンゴル式風邪治療法

  風邪引き中のＭＯＴＯです。風邪を引いた時、寝る前の必ず飲むモノがあります。それは「二鍋頭（アルゴートー）」です！見たまんま、アルコール度５２％です！以前、モンゴル族の友達に風邪を引いたことを話すと「風邪を引いたらアルゴートーを飲んで寝るといいよ。いっぱい汗かいて風邪も一日で治るよ。」と教えてくれました。モンゴル族は本当にそうやって風邪を治すみたいです。実際は一日では良くなりませんがそれからはけっこうやってますね、これ。確かにこれを飲むのお腹のあたりからかーっと熱くなって体がポカポカになります。俺はコップで半分ぐらい飲みます。その友達はこの瓶で半分飲むらしいですが、俺も試しに瓶半分を飲んでみたら汗かきすぎて気持ち悪くて逆に寝れなかった！飲み終わった後は確かにぐっすり寝れます。汗をかき終わった後、体が冷たくなって夜中に一回起きるので肌着シャツを着替えて、コップ半分をまた飲んでから寝ます。アルゴートーを飲む前は強烈なアルコールから胃を守るために牛乳かヨーグルトを飲んだ方がいいね。飲んだ後は首にタオルを巻くと頭から出る汗が体に流れ出るのを防ぐことができます。これをやると、よくなってる気はするのですが実際の効果のほどはどーなんだろ？お試しは自己責任で（笑）

  2005.11.23

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• ドラマ「ドラゴン桜」を見て大学受験を思い出す

  「ドラゴン桜」はあるおちこぼれ高校にやって来た弁護士がなぜか東大受験特別クラスを作り、おちこぼれ高校生を現役東大合格させるという話。なんか見てたら大学受験の時に思ったことを思い出した。それは・・・「受験は点取りゲーム」だと。ゲームだから楽しまなければいけない。受験にエンターテイメント要素を組み込まなければいけない。んじゃ、俺は何をもって受験の楽しみにしたかというとテストの得点を伸ばしてそれを楽しみとした。模試の答え合わせなんてワクワクした。とても冷徹に楽しんだ。多分、当時の俺はそれが一番シンプルなとらえ方だって思ってたんだろうな。でもドラゴン桜の中でその弁護士が採用した方法はそれとは違う。受験を前にして「考える」要素を見につけさせ、そして「活きる」ということ対してに真剣に向き合いさせる。ドラゴン桜のキャッチフレーズは「人生にくらべりゃ東大なんて楽勝だ」ドラゴン桜を見て今回思ったこと。１．実は受験とはこの社会の全体の縮図２．社会とは数字で構成され、数値化することが経済に繋がる３．アナログ集合体である「人間」は時に数字と戦い、時に数字を活用しながら生きているなんでそう思ったかはあえて書きません（笑）でも、受験当時は全くそんなこと考えなかったなー。

  2005.11.09

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• 仕事中のチャット

  自宅でネットを使って仕事をしてたら、 仕事中だと思われる中国人の友達にチャットで話しかけられた。 友達：今、忙しい？ 　私：今、休憩中だよ。 友達：そうなんだ。お邪魔しちゃってごめんなさい。 　私：え？いえいえ。つまりは・・・その友達にとってチャットは休憩中じゃなくて仕事中するものなのか！？ でも仕事中チャットやってる人多いよねー、中国人。 私はよく「仕事中にチャットやってる中国人」とチャットにて仕事の話をします（笑） 日本ではわりと「仕事中にチャットなんてけしからん！」って思ってる人が多いかもしれないけど、仕事でもかなーり使えると思うな。私がどこにいようが、相手がどこの国にいようがいつも変わらない環境で話せるってかなり便利。

  2005.07.27

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• 日本に嫁いだ中国人

  日本に嫁いだ中国人の友達と 久しぶりに長い時間チャットした。 結婚したのは去年で旦那さんは日本人でサラリーマン。 いつも外に出っ放しの旦那さんとは裏腹に 日本に友達が少なく家に引きこもりっぱなしの彼女、 けっこう寂しそうだったな。 仕事だ付き合いだって家を開けっ放しの旦那さんを 日本人の主婦は理解できても、 中国人にはなかなか理解ができないだろうなー。 「家に一人でずっといると頭が痛くなってきて、 気が狂いそうになる」って言ってた。国際結婚の場合は「お互いがお互いを理解しようと努力する」ことが必要とされる気がする。多分、どちらかが怠慢になっても駄目。例え理解できなくても少なくとも努力する姿勢を見せることができればいいんだけどな。うまく乗り越えられればいいのだが・・・。

  2005.07.18

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  Musical Baton

  じゃんすーさんから回ってきました、ミュージカルバトンです。Musical Batonは「海外のブログに端を発する、音楽に関する企画」ということです。音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の 5 人を選びその人にバトンを渡す、というルールです。詳しくは以下を参照してください↓http://d.hatena.ne.jp/keyword/Musical%20Baton「海外にいながら日本にいる日本人より邦楽に精通している男」それが私、MOTOです（笑）。ロック好き、ライブ好きの私ですが、私の音楽的志向を今回は紹介しましょう。１．コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量　　４.２GBですね。CDを買ってもすぐPCに入れてしまいます。　　１０００曲ぐらいPCに入ってます。　　　もともとランダム演奏が好きなのでCDのままで聴く習慣はないです。　　もちろん、「コピーガードCD」なんて買いません。２．今、よく聴いている曲 「Battlecry」：Nujabes/shing02Nujabesとは日本が世界に誇るサウンドクリエイター集団、「Hydeout Production」の主宰者。本名は「Seba Jun」。彼がラッパーにshing02を迎えての会心の一曲。この曲はアニメ「ラムライチャンプルー」のオープニング。ストリングスが効いたヒップホップサウンドにジャズっぽいピアノの音が組み込まれています。かっこよすぎです！３．最後に買ったCD 「サンボマスターは君に語りかける」：サンボマスターこのアルバムでブレイクした今最も熱いバンド、それがサンボマスター。私的には「最もかっこいい音を出す、ビジュアル的に最もかっこ悪いバンド」です。彼らの特徴は彼らが「日本語ロック」と自称するとおりの、丁寧な日本語を繰り出すロック。曲の中で時々シャウトする敬語のセリフが面白いです。４．よく聴く、または特別な思い入れのある五曲 「Stay」：Lisa Loebアメリカ映画「リアリティバイツ」の挿入歌で、マイナーレーベルでありながらビルボードチャート一位を獲得した曲。高校から大学にかけて英語、洋楽かぶれだった私が最も聴いた曲です。大学入学時は単身上京して、ひとりで生活することに慣れず、かなり寂しい思いもしたのですが、そんな時に励ましてもらった曲。彼女のライブ、イベントには３度ほど行きました。女性的な歌詞が魅力です。女性は彼女の曲を気に入ると思いますよ。 「幸福論」：椎名林檎洋楽かぶれだった私が邦楽かぶれに転換する要因になったのが実は椎名林檎。彼女の存在はデビュー前から知っていたのですが、実際にこのデビューシングルを聴いて、「私は君のメロディやその哲学や言葉すべてを守り通します。君がそこに生きてるという真実だけで幸福なのです。」この歌詞の心打たれて感動しました！このあとの彼女の作品を聴いてこの作品は彼女の唯一の「理想」を描いた作品だとわかりました。彼女は私が教員を目指していた時代に自費でも学校祭に招きたかったのですが、こんなに売れてしまうとは・・・無理です。 「陽はまたのぼりそしてくりかえす」；Dragon Ashアイルランドに短期留学に行く、その飛行機の中で聞いた曲。アイルランドでは気候に慣れず、体調を壊しがちでしたがそんな時にこの曲を口ずさんで自分を励ましたものです。効果は・・・あったのかな？ 「水中モーター」：くるり「World is mine」というくるりの転換期になるアルバムに収録されてある曲で「jam films」というショートフィルムを集めた映画で採用された曲です。ミディアムテンポがここちよくて、朝に聴くと目が覚めます。シンプルでとてもロックな感じがいいですね。以前くるりのメンバーと話す機会があったのですが、彼らはけっこう中国に来てるみたい。「I'm go back to China」って曲もあるしね。ちなみに、くるりのライブはかなりいいです！オススメ！ 「羅針盤」：「Asian Kung-fu Generation」去年大ブレイクした「Asian Kung-fu Generation」、通称「アジカン」のファーストミニアルバム「崩壊アンプリファー」に収録されてます。私の中では「元気ソング」で、晴れた日によく聴きます。「情熱の羅針盤は君の胸にはありますか？その針震えてぐるっとまわって未来をさす」という歌詞が前向きで気に入っています。中村佑介氏が描く、彼らのジャケットにも強く目を魅かれます。アジカンは重厚なサウンドの最近の作品もいいですが、シンプルで勢いのある以前の作品もかなりいいですよ。今、最もライブに行ってみたいバンドです！５．バトンを渡す 5 名白鳥明日香さん、こますみさん、Jia Xiangさん、xiao miさん、にお　猫耳さんにお渡しします！よろしくお願いします！

  2005.06.19

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• 北京の住宅事情について

  日本人にとって中国が「過ごしやすい」のは、「衣食住」がすべて安いということだと思う。中国国内の住宅事情を言えば北京は買うにしろ借りるにしろ相対的に値段が高い。全国の地価を比較すると北京の地価高騰も去年で頭打ちとなった様子。政府も経済構造的にまだ他の大都市と比較すると成熟レベルに達してない北京の「建築バブル崩壊」を懸念し、過熱する建築業界への投資してることを背景に建築業界成長の「ソフトランディング」計り、いろいろな政策を模索している。ところが住宅の賃貸料はどうかというと・・・確実にものすごい勢いで高くなってない？私は北京に来てから、引越しすること５回。北京の住宅事情もそこそこ理解してるかもしれないのだが。先日、部屋探しをしてる友達が部屋を見に行くということで私も一緒に行った。部屋は１LDKで広さは４０平方メートルほど。立地は北三環。壁は塗りたてらしいが、その塗り方も乱雑で鏡や床にもペンキが飛び散ってる感じ。洗濯機なし、エアコンは一室のみ。家具はごみ同然で全部売っても１０元にもならないって感じ。これで不動産屋が提示した金額は月２４００元。うーん、とってもぼってますね。私、たまに不動産専門新聞を見るけど、最近高騰してるのはアジア村近辺。まー、オリンピックがあるからあの辺が高くなるのはわかるけど、あんなところに住んでもなんかいいことあるかな・・・。以前、北京の住居エリアの住居率が３０％ほどで空き家が多いっていうのが問題なってたけど、古い小区（アパート群）をつぶしてマンションぼこぼこ建てててちょっとは解消されたのかな。なんとなく、北京の住居単価高騰は不動産屋が率先して価格操作してて、それに北京人（大家）が乗っかってるだけの様な気がするんですけど。もし、私が部屋を探すなら直接不動産屋は介さず、まず、大体自分が住みたい立地の小区を探して自ら赴く。もしそこにエレベーターがあるならそのエレベーターを操作するねーちゃん（けっこう物件事情に詳しい）に開き部屋がないか聞いて、空き部屋の大家の連絡先を聞く。大家に連絡する。これがベストだと思うな。そして大家との面会時は中国人の友達を連れて行き、交渉は友達に任せます（笑）ちょっと久しぶりに固い内容のコラムを書いて疲れたな・・・。※なぜか、私の以前の住んでた部屋を公開！タイルのテカテカ具合がいい感じ。

  2005.06.16

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  地域限定キティ

  あまりにもヒマだったので私の趣味でもある「地域限定キティ」を撮ってみました。今までに収集した地域限定キティの数は３０こほど。けっこう人にあげたりもしてるんですよね。では、コレクションをご披露しましょう。あ、でも私、キティラーではないのであしからず！ 私のふるさとでもある秋田の「秋田なまはげキティ」。これの青バージョンもあります。 同じく秋田の「きりたんぽキティ」 宮城「正宗キティ」ハート型の眼帯がかわいい 群馬「キャベツキティ」ウインクしてるのが珍しい 滋賀「信楽焼きキティ」はたしかキティなのかどうか微妙で面白い一品 「神戸中華街キティ」横向きなのが珍しい 島根「安来節キティ＆ダニエル」土壌すくい？だよね。ダニエル君の鼻の５円玉が笑える どこの県か忘れたが「浦島太郎キティ」キティが亀に乗っているのが面白い 番外編「早稲田ラグビーキティ」ストラップにＷＡＳＥＤＡＲＵＧＵＢＹと書いています他にもいろいろあるのですが、今日はここまで！しつこいですが私はキティラーじゃないので間違えないでね！ただ、単に収集癖があるのです。ちなみに以前はぴちょんくんグッズを集めてました。

  2005.06.04

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• 麺特集やりたかったのだが・・・

  今日の日記は話がどんどん変わります！今週北京のとなりにある廊坊（ランファン）市に行った後、商談会時に渡せなかった資料を郵送するために郵便局に行った。恥ずかしい話なのだが、私北京に来てからこの３年間郵便局にほとんど行ったことがない。手紙を書いて送ったり、プレゼントを送ることもない。なんとなく中身を郵便局員に確認されるかもなと思って、封筒の口は閉じずに郵便局に行ったのだがこれが大正解。窓口に行ったら郵便局員さん「これは印刷品？手紙？」と聞かれて中を確認。よくわからなかったがなんとなく印刷品の方が安そうだったのでそう答えると郵便局員さん「これは手紙ね」と言った。封筒にはプリントアウトした紙を一枚入れておいたのだがそれがいけないらしい。なるほど。次からはそれを資料の中に入れて「印刷品」っていったらどーかな？実は今日は平遥（ピンヤオ）の麺特集をやりたかったのだが、一つの日記の中にどうやって写真を複数掲載するのか、そのやり方がわからなかったのです。とほほ。もしどなたがやり方を知っている人がいたら是非是非教えてください！今日はある友人にメールしたピンヤオでの出来事を一つ紹介します。今回平遥に行った時遊覧用の三輪車を運転するおじちゃん（５４歳）と知り合いました。彼は外国人が特に好きで、中でも日本人観光客は礼儀正しく大好きだといいます。しかし、口には出しませんでしたが戦争時の日本人に対してはかなり「嫌悪感」を持っていたように感じました。彼は私が「私の祖父も戦争で中国に来た」という話をしたら、平遥の城壁沿いのところにある井戸に私を連れて行き、そこの写真を取り私の祖父に見せるようにいいました。後で別の人から聞きましたがその井戸には戦時中、たくさんの中国人の生首が投げ入れられたということでした。事実は定かではありませんがぞっとしました。そのおじちゃんは「確かに戦時中、日本は中国で悪いことをしたが、あなたたち（戦争以降の日本人）は違う。敗戦後、日本はすぐに国を立て直して経済を発展させた。すごいことだ。」と言ってました。一緒にご飯を食べたり長い時間話をしていましたが、おじちゃんがいつもどこか寂しげだったのが印象的でした。おじちゃんが私に訴えたいことが他にもあったような気がしました。でもおじちゃん。井戸のことは早く教えてくれないと！写真撮っちゃったじゃん！今日はバンド「ＦＲＥＥＮＯＴＥ」の「終電マスター」という曲を聴きました。女性ボーカルなのだが、かなりいい！よかったらみなさんも聴いてみてください！※写真は平遥の名所昔の大金持ちの邸宅「王家大院」の門。かわいいでしょ。　ここにはこんなかわいいものが他にもたくさんあります。

  2005.05.21

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• ３年半も北京に住んでるのに現地食材に全く慣れない私のお腹！

  昨日の日記でお昼ご飯は廊坊で食べたと述べたが、その時は工場の社長さんのおごりで海鮮料理を食べた。その時は平気だったのだが家に戻ると・・・・腹の調子がしこたま悪い！どうやら、海鮮にあたったっぽい。今でも下痢、吐き気、脱水症状の症状がある。恐らく、「煮シャコ」にあたったんだと思う。最初は「長く滞在していたら、お腹も中国の食材に慣れるだろう」と思っていた。しかし・・・３年半経ったが一向に慣れる気配なし！！振り返ると私は幼少の頃から胃腸が弱い。よくお腹を壊した。その私が北京に来てからは、更に腹の具合が悪い。実に３ヶ月に一回、お腹を壊して病院に行く。お腹の壊し方もさまざまだ。海鮮、牛肉麺、羊料理、タイ料理のトムヤンクン、また、ミネラルウォーター代をけちって数分沸騰させた水道水で作ったインスタントラーメンを食べた時もお腹を壊した。お腹が中国食材に慣れてくれないおかげでお腹を壊すことに慣れてしまった。北京に来て最初のうちはお腹を壊しても病院には行かず、食事ができず、下痢２週間ほど続いて体力の消耗が顕著で「こりゃ下痢でも死ぬかもな・・・」と感じてから病院に行ったものだ。それが今じゃ、お腹を壊して長引きそうな気配を感じるとすぐ病院に行って薬を処方してもらう。海外保険に加入してるので病院での手続きもキャッシュレスで簡単。今回、病院に行くかどうかは明日決めようかな・・・。

  2005.04.14

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• 4.9北京反日デモについて

  今回の北京、中関村で起きた反日デモについてですが、まずはたくさんの友人が私の身を心配して連絡してくれました。ありがとうございます！私はここ北京でいつもどおり平穏に暮らしております。こういう事件があると、現地で生活している人と報道という媒介の向こう側、今回の場合は日本とですが、どうしても「温度差」を感じてしまいます。もし、日本人が中国という国を異国を理解する上で、もちろんこのような事件を知るということは大事かもしれませんが、その事件の裏側にある原因、中国人の思想や平時の暮らしについて理解することは更に重要です。中国人は基本的に「日本嫌い」な人が多いと思います。そうなる原因ですが中国という国には日本が嫌いになる要素がたくさんあります。例えば、それは教育、報道、または現在実際に起きてる政治問題かもしれません。中には強烈に日本を憎んでいる人もいると思いますが、それはごくごく一部です。私の周りの中国人には実際に身内を日本軍に殺された人もいますから無理もありません。それに関しては日本人として真摯に受け入れなければいけないと思います。私は思うのですが、今回のようなデモはある意味「お祭り」ではなかったでしょうか。まず、デモに参加している人たちの主張はさまざまです。「歴史問題を認めない日本の商品を買うな」「日本の常任理事国入りを阻止しろ」「魚釣諸島は中国のものだ」この時期にこのようなデモが起きたということに特に意味はないような気がします。ただ、デモ隊の統一的観念として「日本が嫌い」というものが存在していたと思います。実際に現場にいた知人の話では、デモに初めから参加してた人は５００人ほどで、そこから野次馬がどんどんデモ隊の数を膨らませて、最終的に大規模になったということでした。野次馬の中にはデモ隊の考えに共感して参加した人もいると思いますが、大部分は「日本がなんとなく嫌いで面白そうだから」参加した人ではないでしょうか。実生活の中で嫌いな国の大使館に投石できる機会なんてそうないでしょうから。もちろんこのようなデモは「お祭り」ですから長くは続かないでしょう。ちなみにこのデモについて中国国内では一切の公の場の報道はまだないと思います。この事件について知りうる中国人はネット上でデモ収集の呼びかけの関連記事を見た人、デモ当日現場にいた人、日系会社か大学生または上記の人たちが身近にいる人たちぐらいでしょう。それ以外のなんとなく日本嫌いな中国人たちも事件について知らずに平穏に生活しているというわけです。これは言わなければいけないことですが、中国人の中には日本に対して友好的印象を持っている人もたくさんいます。少なくとも私の周りの中国人は私に対して好意的で、日本に対しても好意的な人が多いです。大部分は日本人や日本文化と触れ合った経験のある人たちですね。そういう意味では中国人もちゃんと日本理解できる機会があれば、日本を嫌わないかもしれないのですが、そういう機会がかなり少ないのが現状でしょう。恐らく、上記に述べたことは「中国嫌いの日本人」にも同じことが言えるでしょうね。私を支持してくれるたくさんの中国人に私も親しみを覚えますし、そんな人々と末永く仲良くしたいと思っております。そういう意味で、このような事件を通して、中国嫌いな日本人や日本嫌いな中国人が増えることはとても不幸なことです。お互いの国にとって日本は、中国はとても重要な国だと思います。怖がらず、近寄って触れ合うことができればお互いのいいところに気づくことができるかもしれません。

  2005.04.11

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• 田中康夫氏の北京大学での講座

  昨日は朝早起きして、長野県知事田中康夫さんの講座を聞きに行ってきた。内容は彼の行ってきた政策と政治理念についてだと思うけど、正直いって言っている内容はよくわからない部分が多かったな。いろいろな例を出して話を広げすぎるからか、明確なはっきりした一つの解答に結びついてないかもしれない。その辺は作家としての感性なのかな。しかしながら彼の政治家としての功績は大きいと思う。財政悪化の深刻度が全国でワースト２位だった財政を立て直し、県経済だけでなく、県自体を活性化させた。失業率が全国で２位と低水準というのもなかなかすごい。彼の発言から推測すると今までいろんな「しがらみ」があって必要なのにできなかったことをできるように改善する。また、普通に「いいと思うこと」を実行する。やり方に変化をもたらすことを難しいことだがその積み重ねが現状の功績につながってるのだろう。また、彼の公共意識の高さにも学ぶところが多い。彼が最後の方に言った「社会的弱者に愛されない行政なんてだめでしょう」と言う言葉には共感した。彼は「温性」と言う言葉を使ったが人としての温もり、感性、そういったものを行政に取り込む。田中氏から人としての「アツサ」を感じた。講座終了後、「希望者には名刺をくれる」ということだったので、ミーハーな私、早速田中氏から握手つきで直接名刺をいただきましたよ。名刺がかわいい！！いい感じ！その辺も教育を重視し、子どもを深く愛する田中氏のスタイルなのだろう。

  2005.04.09

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• 喫茶店でのお仕事のススメ

  さてさて、最近私は日本で起業したのだが、通常業務といえばEメールでのやりとり、いろいろな情報収集、人との面会、資料の製作といったところ。オフィスは自宅ということになるのだが、私は家では仕事はしない。ノートPCを喫茶店に持って行って、喫茶店で無線LANでネットに繋げる。それで大体、自宅にいるのと同じような条件下で仕事ができる。なぜ家で仕事をしないかというと、家に一人で悶々と仕事をしてるのは、かなり窮屈に感じるからだ。喫茶店で仕事をすると気分がいいし、なかなか楽しい。喫茶店で友達ができることもよくあるし、それが仕事の話に直接結びついたりする。仕事に行き詰ったら、外をぼーっと眺めるのもよし、店内で友達を探すもよし。喫茶店というある意味公共の場にいることでいろんな「可能性」に繋がる。ITテクノロジーが進化し、いろいろな形の出会いが可能になった今でも、やはり「直接会って直接話をする」、このもっとも原始的なコミュニケーション方法を超越するコミュニケーション方法なんてないだろう。「出会い」は人に活気を与え、刺激を与えてくれる。これからも私は出会いを大切にし、喫茶店で仕事をする。※写真は私がよく行く喫茶店「彫刻時光（英語名：sculpture in time）」

  2005.04.06

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• 中国経済の二極化現象

  定職に就かない私は最近お金がない。今後の年末には地元に帰らなければならない。日本という国は恐ろしいところで正月、お盆などの節目に帰ると飲み会が続いて週に１０万円が飛ぶ。「お金」という体力に欠ける私にはかなり厳しい。だからといって、友達：「おい、飲みに行こうぜ！」「ごめん、今金ないから・・・」←久しぶりに会った友達にこんな寒いこというヤツにはなりたくない。　そこで最近ここ北京で「お金切り詰め作戦」を展開することにした。以前は一日に２度行っていた喫茶店に１度のみ行くことにして、タクシーにもなるべく乗らずにバスに乗るように、外食も日本食、韓国料理ではなく安い中華料理を食べることにした。それによって一日１５０元ほど（２０００円相当）使っていた私の費用は３５元（４５０円ほど）に減らすことができた。さてさて。それでは節約後どれほど私の生活が苦しくなったかというと・・・・え？それほど苦しくもない。だって、バスも時間があればどうってことないし、中華もうまいしねー。ちなみに最近のお気に入り料理は蒸し餃子。　思えば中国のスターバックスはかなり高い一杯のコーヒーが３０元もする。しかし３０元もあれば街中の中華料理屋で牛肉麺が５杯ほど食える。なのに・・・なぜスターバックスはあんなに混んでる！まー北京もお金持ちが増えて、遊び方もおしゃれになってきたのね。　最近思うのだが北京では価格の｢基準」がかなり曖昧だ。同じようなものでも売ってるエリアで値段がかなり違う。例えば、私がよく行く五道口というエリア（留学生が多いエリア）では外では７元で売ってるDVDが２５元で売ってるし、家賃もここだけ極端に高い。まーそれでも売れてるからいいんだけどね。　なんか安い価値概念はそのままで、新しく高い（いいものとは限らず）価値概念が上へ上と開拓されてるみたいです。まー、そういいながら２０元（これでもケチった）のコーヒーを飲みながらこの文章をアップしてる俺もどうだろう・・・

  2005.03.21

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• なぜ中国なのか？

  「西洋史ゼミ」所属の私が中国へ興味を持ったのは、講師時代に孫文の理論と出会ったことが大きい。孫文は日露戦争終結後、「日本はアジア最強の国、中国は東洋最大の国。両国が提携できれば、東洋平和だけでなく世界平和の維持もたやすい」と説いた。彼は真に日中の友好を願ったに違いない。もちろん、軍事力を主として振りかざす時代は終わった。今時代は「経済至上主義」と呼ぶのがふさわしいだろう。しかし、彼の言葉は今この時代にこそ響く言葉ではないだろうか。　私は日本人のその「職人魂」でものを作り上げる「技術力」は世界一だと思う。そしてまた、世界一の人口を有する中国の「消費力」、「市場の規模」もあらゆる分野で世界一になりつつある。いまこそ日本と中国は戦争時には果たされなかったその友好のもと、ともに発展すべきなのだ。またそれは同時に、日本にとっては不況を乗り越え、景気を立て直す重要なカギになるのではないだろうか。すでに欧米の消費量は飽和点に達している。　だから今こそ、日本は「アジア市場」をマーケットとした戦略を展開すべきだと私は思う。その中心に位置しているのが「中国」なのだ。だから、今わたしはここにいる。 　↑履歴書の自己紹介文からコピペしてみました。えらそうでしょ？失敬

  2005.03.21

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• 日本人と中国人

  　北京で生活するようになってから、よく中国人に「中国人は日本人とどう違うの？」とよく聞かれる。中国人とは何か？すらはっきりと理解していない私にその質問はかなり難しい。確実にかなり違うのだが、その違いに何なのかあまり明確ではない。　面白い例がある。たまに日本から友達が遊びに来るのだが、その友達を北京在住の日本人に紹介すると、よく北京在住の友達に「素の日本人、純粋な日本人に会った感じ」とよく言われる。日本に住んでる日本人と中国で暮らしてる日本人でもすでに違うのである。　ある日私が私の日本語講師時代の生徒の生徒と会った時に彼が何かの本を見たらしく、「日本人は職人、中国人は商人」と言っていた。なるほど、このコトバはかなり的を得ているだろう。日本人は「作る」ことを重視し、中国人は「売る」ことを重視している。　国家的性格も日本人はやや内向的で中国人は外向きかもしれない。この気質に関してはお互い学ぶことが多いと思う。お互いの国民がお互いのいいところを学ぶことができたらきっとかなり大きな武器になるだろう。　最近中国の電子機器メーカー「レノボ」がIBMのコンピュータ部門を買収し、世界第三位のコンピュータ販売会社にのし上がった。そこには中国人としての商人としての才能が関係していたのではないだろうか。その背景になにがあるかは私にはわからないが、偉業であることには変わりはないだろう。　今回のコラムには落ちがないな・・・すいません。　そういえば、韓国人の友達に「日本の坊さんは結婚ができる」と教えたらかなりびっくりしていた。実際、「世俗」と分断された生活を送る坊さんが結婚できる国は日本だけだろう。そういう、概念の「改造」ができるのも日本人の特徴かもしれない。　今回のテーマは難しすぎたな・・・。

  2005.03.20

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• 麺と面

  まず、最初に言っておかなければいけないのは私はかなりのラーメンマン（ラーメン好き）である。インスタントラーメン、リアルラーメンとジャンルを問わずラーメンと名のつくものには常に目がない。　初めて中国を訪れた時は「ラーメンの故郷」とのいえる地に訪れることができたという喜びがあった。ではでは早速「面（中国の麺）」を食べようと面館に行ってみた。なんてことだ！中国の面は白かった！日本の麺はかんすいを使っているせいで黄色いが中国の面は普通かんすいを使わない。　私は今まで恐らく中国の３０箇所以上の都市を訪れているが黄色い面に出会ったのは敦煌の「驢（ロバ）肉黄面」だけである。シルクロード沿いには黄色い面もいくつか地域によっては存在しているようである。　日本にラーメンもたらしたのは陳平順老師が５人の日本人の弟子達にラーメン作りの手法を伝えたところからといわれており、１９１０年には「来来軒」という日本では第一号のラーメン店舗が誕生したところに始まる。上記にもある陳氏は福建人だったらしいが、私が福建を訪れた時は残念ながら黄色い面を目にすることはなかった。しかし、福建の面スープは日本のラーメンにつながる「鶏がらダシ」が存在している。　私は恐らく、陳氏が日本にもたらしたラーメンも鶏がらスープだったのではと勝手に思っている。しかし当初のラーメンには醤油味という概念はなく、多分「白湯」のあっさりスープだったと思う。けっこうこれだけでもコクがあって結構うまいと思う。ダシなしの味噌だけの味噌汁より、本ダシのみの湯の方がうまいのと同じ原理である。　そういう意味では福建省の面は他の地域のより格段にうまい。陳老師が福建人でよかった～！それにしても日本のラーメンのバリエーションの数はすごいねー。　最近、新横浜ラーメン博物館と佐野氏プロデュース「新・ご当地ラーメン創生計画」で八戸ラーメンブランドが新たに復活した。前食べたけども海鮮風のダシであっさりしてうまかったな。 詳しくは「ラーメンの歴史」（講談社だったと思う）という本を参考にしてください。

  2005.03.20

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• 中国のヤンキー

  私の中国人の友人Z君は、一時一世を風靡した日本の「ビジュアル系ロック」が大好きである。見た目もまさに「ビジュアル系」の風貌。日本をこよなく愛するZ君は、自身も「日本人になるため」に日本語を学び、日本に行く日のことを夢見ている。とても仲のいい友達である。　さて、彼、とある日私に「実は僕昔ヤンキーだったんです。」と告白した。以前はかなりの荒れくれ者だったらしく、学校の先生も２回ほど殴ったことがあるそう。うーん、なんとなく私も気づいてたんだけどね。だってZ君、目が鋭さが尋常じゃないんだもん。そこで私、中国のヤンキーについて、彼に聞いてみた。 １．酒を食らい、タバコを吸う　２．先生の言うことを聞かない　３．暴力、破壊行為をする　４．見た感じがまさに「ヤンキー」である　　え！？それって日本と同じじゃん。中国には日本のような「学ラン」「セーラー服」がなく、制服とはすなわちジャージである。登下校時にはジャージを着ている。　では、実際街中に出てヤンキーっぽい人を探してみる。タバコ・・・・うーん、けっこう吸ってるな。暴力はさすがにないな。風貌がヤンキーってジャージだからボンタンとかないし、よくわかんないな。メシ屋で酒飲んでる学生はよく見るな。ヤンキーには欠かせないヒゲは・・・・みんな生やしてるし！中国人学生はほとんどヒゲを剃らないからね。・・・・誰がヤンキーか全くわからん。　中国、韓国にも「根性焼き」というヤンキーの習慣はある。日本だけの文化じゃないんだな。では焼く身体の箇所だが日本韓国が手の甲であるのに対し、中国は手首らしい。Z君もヤンキーの証しともいえる根性焼きが手首に二つほどあった。　そういえば、日本の文化に触れることで改心したというZ君、アジアカップ決勝が終わったあと、私の耳元で「日本が勝ってうれしかったです」と言ってた。日本のこと大好きだな。

  2005.03.19

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• 北京の物価と地価について

  北京での１ヶ月の平均収入は１７００元（2万２千円ほど）ぐらいだと思った。大体大学の新卒で３０００元。大学の門番（中国では保安）やレストランのウェイトレスは月７００元ほどである。　それなーのにー、家賃は相対的にかなり高い！エリアにもよってもかなり違うが、けっこう適当な平均で１LDKで１３００元、２LDKで２０００元といった感じ。北京は建設ラッシュで、実際地価はすでに下がり始めてるのにおかしいなー。こりゃそのうち建築バブルも日本みたいに弾けると思うんだけどね。　でも、え？！「それじゃ、１７００元の収入があっても半分以上は家賃に割かれちゃうの？」と思うのだがそれだけ家賃はかなり高めに設定されている。それがどのくらい高いかというと、ではラーメン（ラーメンばっかりですいません）で計算してみよう。　日本の場合はラーメンを仮に６００円、部屋代を６万円（私の大学時代の埼玉の家賃）と仮定する。それでは一ヶ月の家賃はラーメン１００杯分に相当する。では中国のラーメンを５元、家賃を１３００元と仮定。そうするとどうだろう。一ヶ月の家賃は２６０杯分に相当！なんと日本との家賃の比重の２．６倍である！これは痛いな・・・。中国人がどうやってやりくりしてるのか俺にはよくわからない・・・不思議だ。きっと素敵な財テクがあるのね。　補足だが門番やウェイトレスさんは大体住居も支給されて、８畳一間ぐらいのところに６人ぐらいで生活している場合が多いかな。住居環境は決して良くはないだろうと思われる。　さてさて、それでは日本と比べて相対的に安いと思われる物と高いと思われる物を挙げてみよう。 安い物：野菜、食品、日用品、外食代、真珠（養殖物）、大部分の偽物、床屋代　　　　　音響関連物高い物：携帯電話を含む電子機器、広告費（多分）、化粧品（これも多分）、　　　　　喫茶店のコーヒー、空港の売店、値切れる店の初値 　今思いつくのはこんなものだろうか。　安い物で注目するのはやはり野菜だろう。私は野菜はあまり買わないので詳しくは言えないのだが、キャベツとブロッコリー、ニンジンを１パックづつ買っても４元ほどだった。交通費はバスは初乗り１元、タクシーは１０元である。　意外に高いのが携帯電話私が現在使用してるケイタイ電話は某日本の有名メーカー製造のもので、去年買った。１５００元（やく２万円）なのにカメラもついてなければ、質も良くない。ショートメールも５０件、相手の電話番号も２００件しか保存できない。日本ではこのレベルだったら５年前でもただで売っていただろう。去年このケイタイ電話を買った時は納得できなくて泣きたくなったものだ。　今後、中国の物価は高く続けるだろうな・・・。　ちなみに私は中国の生活が大好きなのだが、中国人に「どこが好き？」と聞かれると真っ先に「物価が安いところが好き！」と答えます。残念！！BY　ギター侍

  2005.03.18

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• 先手必勝

  ある日、とある街角でガラスがことごとく割られているオフィスビルを見かけた。その中には人影はない。何かと思って覗いてみる と入り口に新聞の切抜きが貼ってあった。記事の切り抜きを見るとそこが「夜打ち」にあったことがわかった。　迷彩服を着た百数十人が棍棒を持って襲撃し、建物を破壊し、そこで働いている従業員を袋叩きにした模様。　周りの人から話を聞いてみると、どうやらビジネス上のトラブルからそのビル会社と敵対する会社が襲撃したのだという。その敵対する会社の社員が捕まったかというと、はっきり指示したという証拠がないからか襲撃に参加した人員の中の逃げ遅れた数人が逮捕されただけで、上層部はお咎めなし。しかし、襲撃された会社はそのビジネスからは足を洗うということ。　こういう話も聞いた。　とある街中にパン屋があった。そこの近くに新しいパン屋ができると、そのパン屋は景気が悪くなった。追い詰められたパン屋の店主は町のワルを数人集めて、新しいパン屋を襲撃。店を壊して、その新しいパン屋の 店主をぼこぼこにした。結果、その新しいパン屋は繁盛していたにかかわらず、その地を去ることになったという。　前述の例について、私の中国人の友人が言うには「強いものが実力を示した結果にすぎない」ということ。「そんなの犯罪じゃん！」と思うのが自然なのだが、 実はこういう先手必勝現象はけっこう耳にする。法治国家としての「法を守る」という意識よりも、原始的な実力至上主義がまだ根強く残っていると思う。裁判所、警察に任せて解決するよりも、「自分たちの問題は自分たちで解決」という解決方法を好む。　日本では「先に動いた方が負ける」という社会的観念の方が強いと思うのだが。「石橋を叩いて渡る」ように慎重に行動する日本人の国民的性格傾向もそこからきてるのかもしれない。　ここでも日本と中国はこんなに違う。

  2005.03.18

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• 地理と国民性

  私は以前アイルランドに短期留学した経験がある。アイルランドに住んでいた時によく感じたのだが、日本人とアイルランド人はよく似ている。そして、中国在住の私、中国では「日本と中国は隣国なのにまるで違う」とよく感じる。私は国民性には「島国性」「大陸性」の2種類があるのではないかと思う。　アイルランド人は口癖のように「sorry」とよく言う。バスの中でちょっとだけ相手に触れただけでも「sorry」である。日本人がよく「すみません」と言うが、用法はそれとほぼ同じである。しかし、とある日アイルランド人の先生が「アイルランド人はよくsorryと言うが、本当にsorryと思ってるわけじゃない」と言っていた。日本人のすみませんもほぼ習慣的にそう口にすると思うが同じような感覚である。　そんな礼儀正しいアイルランド人だが酒を飲むとはじける。お酒をたくさん飲んで、とってもハイになる。私がお世話になったホームステイ先の息子はクリスマスに友達をたくさん呼んでみんなでベロンベロン。家の中で友達とカンフーごっこを始めて、クリスタルグラスを２０個ほど割った。　また、私はよくパブ（アイルランド式バー）に行ったのだがある日パブに行くと行列ができていた。行列の前に何があるかと覗いてみると酔っ払ったおねーちゃんが次々に並んでいる男性にディープキスを喰らわしていた。日本でそんなことはありえないと思うが、酔っ払って豹変する点では似ている。　言葉の表現を見ても、相手のいうことを否定、拒絶するケースでもアメリカ式に「No」と明確には言わず「I'm afraid of～」という婉曲表現を好むのも日本に似ている。　島国は大陸から海を隔てて、隔離されているので「刺激」が少ない。だから一旦刺激を受けると「反応」が極端で「変化」が早い。日本の「鎖国」のような政策も敏感な分、外部の刺激を拒む保守的性格の一例だろう。明治維新のような極端な西洋化があったのもそういった地理的要因が関係しているのではないだろうか。逆に大陸は常に「刺激」を受けているので刺激に対しての反応が遅く、変化が少ない。だから比較的安定していて、開放的である。韓国、イタリアなどの半島はその大陸性、島国性の中間の性質があるだろう。　私のアメリカ人の友人はよく否定するのだがアメリカも中国と国民性の性質は似てると思う。以前私の友達、アメリカ人♂、中国人♀カップルがケンカ時に、中国人がアメリカ人に「９・１１テロの時にアメリカ人は全員死んじゃえばよかったのよ！」と言ったらしい・・・。この言葉にはかなり引いたのだが、そんなことアメリカ人に言えるのは中国人ぐらいかもしれない。

  2005.03.17

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