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オーストラリアで開かれているテニスの四大大会、全豪オープンは女子シングルスの４回戦が行われ、大坂なおみ選手がラトビアの選手にセットカウント２対１で逆転勝ちし、この大会で初のベスト８入りを果たしました。

世界ランキング４位の大坂選手は３回戦を逆転勝ちで制し、21日の４回戦では、大会の前哨戦で逆転勝ちした世界12位、ラトビアのアナスタシア・セバストバ選手と対戦しました。

大坂選手は第１セット、動きがかたく、ミスの数が相手の倍近い17本に上るなどして４－６で落としました。第２セットも多様なショットを繰り出す相手にポイントを重ねられ、第３ゲームで先にブレークポイントを握られました。

しかし、直後のサービスエースなど得意のサーブを軸にポイントを重ね、このゲームをキープしました。その後は徐々にラリーで力強いフォアハンドを見せるなど主導権を握り、第６ゲームで相手のサービスゲームをブレークしてこのセットを６－３で奪い返しました。

第３セットはミスが増え始めた相手に対し、大坂選手がバックハンドのダウンザラインを決めるなど鋭いショットを見せて、相手のサービスゲームを２つブレークして６－４で取りました。

大坂選手はセットカウント２対１の逆転勝ちで４回戦を制して準々決勝に進み、この大会で初めてベスト８に入りました。全豪オープンの女子シングルスで日本選手がベスト８入りするのは、2000年の杉山愛さん以来、19年ぶりです。

大坂選手は準々決勝で第６シード、世界７位で24歳のウクライナのエリナ・スビトリナ選手と対戦します。対戦成績は大坂選手が２勝３敗と負け越していて、現在、２連敗中です。
「集中力と自信を持って乗り切れた」

２試合連続の逆転勝ちで初のベスト８進出を決めた大坂なおみ選手は、試合後のインタビューで「きょうは難しい試合だったが、集中力と自信を持って乗り切ることができた。次も難しい試合になると思うが、自分を信じて臨みたい」と話しました。

試合後の記者会見では「とてもうれしいし、少しほっとしている。全米オープン以外の四大大会で準々決勝に進出したことがないので、今大会の準々決勝は１つの目標だった。次の試合に向けてまた集中したい」と話しました。

３回戦に続いての逆転勝ちとなったことについては「これまでと最も大きく違うのは、去年よりも自分を信じられるようになったということ。この大会の前哨戦でも、セバストバ選手に第１セットを落としながら勝つことができていたし、その経験も生きた。第１セットはすごく緊張して、落とした直後は落ち込んだが、いまできることをすべてやろう、すべてのポイントに全力を尽くそうと切り替えた。オフシーズンのトレーニングがとても支えになったし、長い試合を戦えるという自信を与えてくれた。あまり疲れなかった」と話していました。
コーチ「問題に気付き 解決して勝利した」
大坂なおみ選手を指導するサーシャ・バジンコーチは、試合後の記者会見で、大坂選手がこの大会で初めてベスト８入りを果たしたことについて「すばらしいことだ。特にこの２試合は、第１セットを落としてからの戦いが続いたが、試合中に自分で問題に気付き、解決して勝利した。彼女が大人になり、ここまで多くの準備をしてきたことがみてとれてとてもうれしい。自分の気持ちをうまくコントロールできるようになっていると思うし、今回の彼女の成績については非常に誇りに思う」と話していました。
-2019年1月21日 12時12分テニス　より一部抜粋-

スロースターターだね（また先行され手からの逆転勝ちだ）
よく気力を維持したと思う