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カテゴリ:スポーツ日記
テニス解説の辻野隆三さんは、5時間余りの熱戦を制した錦織圭選手の21日の4回戦の勝因について、「もともと競ったときの勝負力やいろいろなショットを出せる技術力というのを持った選手だったが、きのうはタイブレークの5対8の場面から急に自分のプレーを変えた。普通はポイントがほしいためすごく攻めていくところを、逆に相手が打ちたくなるようなボールをあえて入れて、ミスショットを誘った」と相手を上回った巧みな戦略を挙げました。
さらに、「最後のサービスエースは、錦織選手のサーブの進化がいちばん出たところだったと思う。それまではコートの内側を狙い、回転をかけて相手のフォアハンド側に打っていたが、最後の最後でコートの外側に打ち、相手は全く読めなかった」と話し、改良したサーブの精度の高さも挙げました。 そして今大会の錦織選手の状態については「すごく調子がいいと思う。打球音もよく、ボールも伸びている。フットワークも軽く、体も大きくなっていて力強さを感じる。手応えを感じながらこの大会に入ったと思うが、4回戦を終えてそれが確信に変わったと思う。肉体的に疲れを感じていた中、それを克服し、得た収穫はものすごく大きかったと思う」と話していました。 14連敗中の世界王者、ノバク・ジョコビッチ選手と対戦する準々決勝に向けては、「数字的には、ここまでの4試合で単純なミスの数は2人ともほぼ同じだが、相手に触れさせずにポイントを奪ったショットは錦織選手が235本、ジョコビッチ選手が134本と大きく上回るなど錦織選手のほうが内容がいい。駆け引きがある長いラリーになったときに、どれだけポイントを取れるかがとても重要だ」と述べたうえで、「ここまできたら誰が優勝しても驚かない。ジョコビッチ選手は手ごわい相手だが、まず1つ勝てれば、当然優勝は見えてくる」と話していました。 -NHK NEWS WEB 2019年1月22日 19時00分テニス より一部抜粋- すごい体力と気力でした 5時間闘うスポーツはありませんね ------------------------------------------------------------------------------- 錦織 2セット連取されるも逆転 ベスト8へ 全豪オープン 2019年1月21日 21時29分テニス より一部抜粋- テニスの四大大会、全豪オープンは男子シングルスの4回戦が行われ、錦織圭選手がスペインの選手にセットカウント3対2、試合時間5時間余りの熱戦を逆転で制して3年ぶりに準々決勝に進みました。 世界ランキング9位の錦織選手は3回戦をセットカウント3対0のストレートで制し、4回戦では世界23位、スペインのパブロ・カレーニョブスタ選手と対戦しました。 錦織選手は初めて対戦する相手で、第1セットは錦織選手が鋭いリターンで第3ゲームで相手のサービスゲームを先にブレークしました。 しかしその後はお互いのサービスゲームをブレークし合う展開となり、タイブレークの末、6-7で落としました。 第2セットも4-6で落としましたが、第3セットは長いラリーが続く中、要所で相手を上回る反応を見せて、タイブレークの末、7-6で取りました。 第4セットも激しいストローク戦となる中、錦織選手がネットすれすれの鋭いフォハンドでポイントを重ね、コースをついたサーブもさえて6-4で取りました。 最終の第5セットは互いに鋭いストロークを見せるなど精度の高いショットの応酬の末、6-6となって先に10ポイントを奪ったほうが勝つタイブレークにもつれ込みました。 このタイブレークで錦織選手は5対8と苦しい状況になりましたが、ここからラインぎりぎりのショットやサービスエースなどで5ポイントを連続で奪ってタイブレークを制し、最終セットを7-6で取りました。 錦織選手はセットカウント3対2、試合時間5時間5分の熱戦を逆転で制して、2016年以来、この大会で3年ぶりに準々決勝に進出しました。 準々決勝では大会第1シードで錦織選手が14連敗中の世界1位、セルビアのノバク・ジョコビッチ選手と対戦します。 錦織「自分がタフになったと感じる」 5時間余りの熱戦を制し3年ぶりのベスト8進出となった錦織圭選手は「きょうは集中していて5時間もかかっていたとは思わず、試合時間を聞いて少し驚いた。第2セットから相手がすごく調子を上げてきて、第3セットも先にブレークされたが、会場に風がある中、風上に自分が立ったときにはチャンスが訪れるのではと思って気合いを入れてプレーしていた」と話しました。 相手については「バックハンドが特にしぶとかった。第1セット、第2セットはあまりミスをしてくれず、第3セット、第4セットからはダウンザラインも混ぜてきた。相手のバックハンドに安定感があったので自分の気持ちが焦ってしまう要因になっていた」と振り返りました。 今大会、フルセットとなる試合を勝ち抜いてきたことについては「自分が本当にタフになったと感じる。経験だったり体の強さだったりいろいろなものが積み重なってタフになったのだと思う。特にきょうはラリー戦が多い中、5時間、最後まで集中力を切らさずにできたし、最終セットのタイブレーク、5対8の場面からよく耐えることができたと思う。気持ちをすぐに切り替えて最後までプレーでき、よかった」と話していました。 大会第1シードで14連敗中の世界1位、セルビアのノバク・ジョコビッチ選手との準々決勝に向けては「きょうはきつかったので、しっかりリカバリーして体を戻すことが先決。長いラリーに必ずなると思うので、しっかり体を戻して作戦を練りたいと思う」と話していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.23 11:13:02
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