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2019.01.29
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テーマ:思うこと(3070)
カテゴリ:健康日記
© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 靴下重ね履きが万病からあなたを守る!?(※写真はイメージ/Gettyimages)
 今年は全国的に暖冬といわれていますが、朝晩の冷え込みは相当なもの。「手脚が冷えて眠れない」は多くの人にとって毎冬恒例のお悩みでしょう。身体が冷えていると快適な状態とはほど遠く、なんとか身体をあたためたいと思うのはごく自然な発想です。電気毛布や湯たんぽなど、そのためのツールも数多く存在します。
 しかし冷えを“万病のもと”とみなし、冷えを体から追い出すとあらゆる不調が改善するという説となると、あきらかに何かがズレています。“冷えとり健康法”の提唱者によると、冷えをとるだけでこんな効果が表れるそう。
・シミ、ほくろ、魚の目がなくなる
・不妊も解消
・白髪は黒くなる
・逆子にならない
・つわりも起こらない
・高齢出産でも心配はない
・お産は無痛で短時間
・更年期障害はあり得ない
・水虫やアトピー、ねんざも治る
・虫歯の痛みや、がん細胞も消える
・時差ボケや高山病にもならない
・人が自力で合成できないといわれているビタミン類その他も合成できるようになる
 どの効果もエビデンス皆無。そのうえ一体何をしたら冷えがとれ、このような素晴らしい(?)成果が期待できるのかというと、一にも二にも“靴下重ね履き”。独特のお作法に従って最低5枚は重ねて履くだけでいいというのです。
 がんと診断された人が医者にかからず、がん細胞が消えると信じて靴下の重ね履きをつづけていたらどうなるか? そんな、健康被害にもつながりかねない“トンデモ健康法”に警鐘を鳴らすのが、『呪われ女子に、なっていませんか?』(KKベストセラーズ)です。特に女性の周りには、実は危険な健康法がいっぱい!
 著者の山田ノジル氏は、冷えを健康の敵とみなしあたためることに血道を上げる冷えとり実践者たちを“ヒエトリサマ”と名付けて観察。以下、同書よりその生態の一部を抜粋し、再構成してお届けします。
*  *  *
 標準医療を必要以上に否定するような妄信的な冷えとり健康法が女子たちに受け入れられた背景のひとつには、メディアとアパレル業界の双方から提案された“ヒエトリファッション”があります。
 靴下重ね履きによって、ずっしりボリュームが出た足は、ごついブーツやつっかけ的なサンダルで対処。サイズの問題から男物の靴を履くヒエトリサマも少なくないようで、足元だけ見れば“彼ガール”といえなくもない雰囲気です(暖かなムートンブーツは、いわずもがな冷えとりニーズにジャストフィット)。
 上半身は冷えとり健康法の頭寒足熱ルールにしたがって、ひたすら薄く、かろやかに。ここで華奢な肩や手首をチラ見せすれば、ごつい足元で目減りした女子度も一気によみがえることでしょう。下半身を温めて毒を出したいから、靴下だけでなくレギンスもたくさん重ねます。だから、ゆるっとしたシルエットのオーバーオールやワンピースは、冷えとりワードローブにおいて、通年のマストバイ。
 冷えとりファッションに身を包む女子は、ナチュラルな風合い&ゆったりシルエットでありつつも、単なるゆるふわ癒やし系とは一線を画す、意志の強いオーラを放ちます(アースデーやエコ系イベントでよく見かけるタイプ)。そのキリリとした空気は「ちょっぴり不便でも自分をいたわるファッションを選択し、努力とセンスでオシャレに着こなす、ひと足先の時代を生きている私たち」という自負から生まれるのでしょうか。
 ヘルシーコンシャスなファッションを楽しむこと自体は、すてきなことです。なかには高価な商品はあるといっても、所詮は靴下。しかし、自然派女子のあいだに広がった冷えとり健康法の、ハードコアな暗黒面がすさまじい。それは“めんげん”と呼ばれる好転反応をありがたがる価値観です。
 重ね履きした靴下に穴があいたら、それを“毒素が出た証拠”。さらに、冷えとりの過程で湿疹が悪化してきたら好転反応=めんげん、骨折発熱肌荒れ異臭も、冷えを出せるようになってきたサイン!と、松岡修造レベルのポジティブシンキングで不調を喜び、仲間内でお互いの健闘っぷりを称え合います。
「好転反応」「毒が出ている」という表現については、すでに消費者庁から「(売りたい商品を)続けさせるための典型的な言い回しである」と指摘されていますが、冷えとり界ではそのような情報は分厚い靴下によってシャットアウトされているようで、毒(冷え)の出たサインがキターとばかりに、喜ばれます。
 ヒエトリサマ愛読のHPには「冷えとりガールの集い」なるコンテンツがあり、読者の冷えとり体験談が掲載されています。
「冷えとりで、薬に頼る自分を卒業!」
「靴下を履いたまま出産して、大安産」
「冷えとりで統合失調症を克服。冷えとりは『医』の自給自足」
 異界の風を感じられる、思わず二度見してしまう見出し。記事の内容は、それぞれのめんげん報告です。冷えとりを始めると湿疹が出たので血や体液がにじむほどせっせとかきむしり(冷えとり健康法を提唱した医師が、そう推奨しています)、「毒を出しきった」と満足げな読者。なかには湿疹が悪化し、かゆみと痛みで眠れないほどひどい状態になる人もめずらしくないようです。そんな苦役のあいだも、絹やオーガニックコットンの肌着をせっせと買い集め、「いま私、冷えを追い出している!」と自分に暗示をかけることは怠りません。
 読者のハードな報告の後には、HPの編集長から「めんげんに耐えたあなたは素晴らしい! もっと冷えとりを続けて!」という激励が付け加えられています。湿疹って明らかな疾患なんですけど、医療の素人があおって大丈夫か……と冷えとり記事を読みながら、こちらの臓腑が冷えてきます。その編集者本人のめんげんは、高熱の後、部屋にたちこめた、謎の異臭だそうです。彼女はこれを、体の奥から出てきた“お冷えさま”と命名。その後、腕に湿疹が出て、それをボリボリかき血が出て固まったとのことで、「毒出しの出口」と湿疹写真を堂々とアップ。
 ヒエトリサマたちの布教活動において、めんげん報告はちょっとしたイベントです。個人のブログでは痛々しい湿疹の写真が投稿されていることもありますので、検索してみようという奇得な方には、くれぐれも閲覧注意であることをお伝えしておきましょう。
*  *  *
 ヒエトリサマたちのあいだでは、靴下重ね履きのほか、本書でも取り上げている布ナプキンやオーガニックコットンなど、ホリスティックな思想を孕む物件全般が好まれます。自分の体と向き合う自然なお手当で内なる声に耳を澄ませ、循環型社会を目指し、女性性を尊重し、反近代的・反科学的思想を取り入れ……って、こりゃ完全にほっこりテイストのニューエイジ運動(※)ですね。ていねいに入れたお茶で素朴なおやつを楽しむようなほっこり界に、70年代に発生したニューエイジ的なスピリッツが添加され、新時代のオシャレ自然派スピ文化(別名・呪い系ナチュラル)発生……という異界誕生の流れを感じた次第です。
 冷えとり健康法は、厳密に実践すればなかなかにハードですが、入り口はなんといっても靴下を重ね履きするだけですから、とにかく手軽なのが魅力でしょう。しかし「わたしを、大切にする」という毒出しファンタジーから、自分を全く大事にしていないという結果になりかねないことを、頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。
※ニューエイジ運動
アメリカ合衆国、とりわけ西海岸を発信源として、1970年代後半から80年代にかけて盛り上がり、その後商業化・ファッション化されることによって一般社会に浸透、現在に至るまで継続している、霊性復興運動およびその生産物全般、商業活動全般。背景には科学発展至上主義への不安があり、既存の古い宗教や道徳は捨て、新しい思想に生きることが目的とされる。反近代、反既存科学、脱西洋(キリスト教)文明を特徴とし、ヒッピー文化などともリンクする。
-AERA dot. 2019/01/04 16:00 より一部抜粋-

ヒエトリサマ?(冷えとり健康法を実践する人のこと)

”冷えとり健康法は、厳密に実践すればなかなかにハードですが、入り口はなんといっても靴下を重ね履きするだけですから、とにかく手軽なのが魅力でしょう。
しかし「わたしを、大切にする」という毒出しファンタジーから、自分を全く大事にしていないという結果になりかねないことを、頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。"
(これが記事のまとめです)(靴下重ね履きはしない方がいいって聞いたけど・・。)





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Last updated  2019.01.29 23:14:57
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