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2019.04.28
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カテゴリ:映画日記
© スポーツ報知/報知新聞社 主演映画で盲目の女性を演じる吉岡里帆(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ(C)MoonWatcher and N.E.W.
 女優の吉岡里帆(26)が映画「見えない目撃者」(森淳一監督、9月20日公開)で主演し、盲目の女性役に挑戦していることが24日、明らかになった。
 11年に韓国で公開され、大ヒットを記録した「ブラインド」(キム・ハヌル主演)を原作に、日本版に翻案したサスペンス・スリラー。吉岡が演じるのは、警察学校の卒業式の夜に、自らの過失による事故で失明し、弟も死なせてしまった主人公・なつめ。警察官の夢も家族も光も失い、盲導犬と暮らしているなか、ある事件に遭遇。助けを求める少女の声を耳にしたことで「助けたい」という思いに突き動かされ、真相を追求していく役どころだ。
 吉岡といえばチャーミングな笑顔が印象的だが、この作品ではほぼ封印。「なつめという役は、今まで演じてきた人物の中でも群を抜いて難しい役でした。巷(ちまた)の言葉を借りるなら、平成最後の闘い抜いた作品です!」と胸を張る。
 クランクイン前には、警察官や視覚障害者、盲導犬トレーナーなどにみっちり取材。撮影では目の動きを封じられた演技のほか、激しいアクションシーンにも果敢に挑んだ。「視界が闇に包まれている中でのアクションやサスペンス要素は想像以上にゾクっとする瞬間が多く、なつめとバディを組む盲導犬の『パル』がひとすじの光でした」と振り返った。
 吉岡の熱演に、森監督も「現場では取材を生かし、日常的な動作から顔の向きまで、注意を払って演技をしていました」と太鼓判。「思うようにいかない犬との撮影でも弱音を吐かず、犬を気遣う彼女の姿はチームに穏やかさをもたらし、スタッフの心を一つにしてくれた」と感謝した。「本当に魅力的な組に恵まれました」と吉岡。“平成最後の闘い”を終え、「積み重ねたカットがつながって、皆さまの心を映画の世界へ誘ってくれる事と思います」と主演作が「令和」で花開くことを期待した。
 ◆R15可能性も「挑戦」 
 吉岡の熱演とともに、本格的なサスペンス描写も見どころ。小出真佐樹プロデューサーは「犯人の異常性を表現するために、通常日本映画ではあえて避ける表現に、この映画では挑戦しています」と語る。映倫の事前審査ではR―15(15歳未満禁止)になる可能性が高い脚本と指摘されたという。「ショッキングな映像も数か所あるかと思いますが、主人公が被害者を早く助けなければという行動を補強するためには非常に意味のある表現」と変更せず。R指定もいとわない挑戦にも注目が集まりそうだ。
-スポーツ報知/報知新聞社 2019/04/25 07:02 より一部抜粋-

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Last updated  2019.04.28 20:30:07
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