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2019.05.26
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テーマ:思うこと(3070)
カテゴリ:生き物
© 毎日新聞 ハートのような形になって卵を受け渡すヒメタツ=尾崎たまきさん撮影
 熊本・水俣の海を漂う「タツノオトシゴ」は、なんと新種だった――。20年以上水俣の海に潜り、撮影を続ける水中写真家の尾崎たまきさん(48)が、3年かけて新種「ヒメタツ」が出産する様子の撮影に成功した。メスがオスに卵を受け渡したり出産したりする一瞬をとらえ、22日に写真集「フシギなさかな ヒメタツのひみつ」(新日本出版)を出版した。撮影を重ねるにつれ、謎に包まれた生態が徐々に明らかになった。当初はタツノオトシゴだと思われていたが、新種だったことも分かった。そのきっかけは、尾崎さんと一緒に水俣に潜ったさかなクンだった。【中嶋真希】
 尾崎さんが初めて水俣の海に潜ったのは1995年だった。有機水銀の影響でストップしていた市場向けの漁が再開されるのはその2年後で、当時はまだ水俣湾の外に魚が出ないようにするための仕切り網がかかっていた。地元の人も海からは離れていたという。潜り始めて間もないころからタツノオトシゴを見かけ、10センチほどと小さい体でのんびりとたゆたう姿に愛らしさを感じていた。
 出産シーンを撮影しようと決めたのは2015年4月末。タツノオトシゴは、メスがオスに卵を受け渡し、おなかにある袋の中でオスが育てる。普段生活している関東から撮影のために数日間水俣を訪れていた尾崎さんは、おなかが大きくなったオスの姿を見つけ、「数日あれば、出産が撮れるかもしれない」と撮影を決めた。しかし、いつ出産するのかは分からない。日中に潜ってねばってみたもののシャッターチャンスは訪れなかった。その後も水俣に通い、4度、5度と撮影を試みた。しかし、その瞬間に遭遇することはできなかった。
 地元でダイビングショップ「SEAHORSE」を運営する森下誠さんに協力を仰ぎ、定点観測をして出産する時間のデータを集めてもらった。さらに「もっと早い時間に潜るほうがいいかもしれない」という専門家からのアドバイスも得られた。16年6月。深夜の水俣湾に潜ると、そこには体を左右に振っているオスがいた。体を振るのは出産の合図と聞いていたため直感した。「これだ。生まれる」
 オスは10分ほど体を振り続けた。そして、おなかから赤ちゃんが一斉に飛び出してきた。「ああ、やっと見られた」。ほっとすると同時に、感極まった。
 出産では、1センチほどの赤ちゃんが50~100匹飛び出す。小さくて動きも速い被写体を捉えるのは容易ではない。オスが体を振り出産するそぶりを見せていたのに、その後すぐ寝てしまって空振りに終わったこともあった。それでも、午前1~4時ごろが「ゴールデンタイム」ということが突き止められ、8回ほど撮影することができた。生まれたばかりの赤ちゃんとオスが向き合う神秘的な1枚は、地道な努力を重ねた末の成果だ。
 17年には、メスとオスが向き合い、まるでハートのような形を作り、卵を受け渡す姿も撮影できた。出産の時と同じような困難の末、受け渡しのピークが午前6~8時ごろだということも突き止めることができた。
さかなクンが気づいた 「ちょっと違うかも」
 尾崎さんは当初、水俣にいるのはタツノオトシゴだと思っていた。しかし、撮影を始めて間もなく、興味深い話を耳にすることになった。15年夏、タレントで魚類学者のさかなクンと一緒に潜る機会を得たときのこと。水俣のタツノオトシゴを見たさかなクンが「(タツノオトシゴとは)ちょっと違うかもしれない」と気づいた。「新種だったらいいですね」と話した。けれど、その後に詳しく調べることはなかった。
 17年11月にヒメタツが新種として認定された。その数カ月後、さかなクンは魚類学者の瀬能宏さんに水俣の“タツノオトシゴ”の写真を見せた。そして、水俣にいるのがヒメタツであることを確認した。疑問に思った15年に調べていれば、水俣発の新種として登録されたかもしれない。尾崎さんは悔しさも感じたものの、「水俣に新種がいるなんて」と喜ぶ。
水俣の海に人が戻ってきた
 「水俣の海に負のイメージが強い世代の人ほど、今の海を見て驚くのでは」と尾崎さんは言う。潜り始めた20年前は海を敬遠する人たちが多かった。しかし、09年に森下さんのダイビングショップが開店したことも手伝って、今では地元の人たちが海と親しんでいる。「内湾でおだやか。子供たちも安全に海水浴や、(ボードに立ってパドルをこぐ)スタンドアップパドルボード(SUP)を楽しめる。熊本でダイビングは天草が人気だったが、ヒメタツのおかげで水俣も人気スポットになった。まずは水俣に足を運んでほしい」と話した。
写真展「姫竜が織りなす愛の物語」
 出版を記念した写真展「姫竜が織りなす愛の物語」が6月3日まで、東京都新宿区のリコーイメージングスクエア新宿ギャラリーで開かれている。午前10時半~午後6時半。最終日は午後4時まで。入場無料。火曜定休。
-毎日新聞 2019/05/25 07:30 より一部抜粋-

2015年に見た時に調べていれば新種発見だった。残念





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Last updated  2019.05.26 08:30:07
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