クローゼット [ 千早 茜 ]
【内容情報】(出版社より)
わたしの心の中のいちばん弱い部分ーー。そこは誰にも覗かれたくない場所。秘密に束縛され、男性が苦手なまま大人になった洋服補修士の女。要領よく演技するのが得意だけど、好きな事から逃げてばかりいるフリーターの男。洋服を愛している。それだけがふたりの共通点のはずだったーー。絶対に消えない記憶を、隠し続けるのはいけないこと? 一歩前に、もっと前に。あなたの勇気を後押しする長編小説。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
秘密と傷みに縛られ、男性が苦手なまま大人になった洋服補修士の女。要領よく演技するのが得意。だけどほんとうに好きな事から逃げてばかりいるフリーターの男。洋服を愛している。それだけがふたりの共通点のはずだった。18世紀から現代まで、1万点以上の洋服が眠る美術館で、出会うまではー。誰にも覗かれたくない場所。
初、千早茜さんです。
そっかー。
北海道出身の方なんですね。
繊細な表現が、纏子や芳の心情を細かく表してるなーと思いました。
うーん。
身体の大きな男性から受けてしまった、無防備な少女の傷…
やっぱり、身体的にも弱い立場の女性の受けた傷は、そんなつもりなんてない男性だとしても、わかりづらいものなのかな…と思ったり。
色々と考えさせられてしまいました。
その傷はトラウマとなって残ってしまうこともあり得るわけで。
そんなつもりはなかったといっても、その傷を受けた側はずっと引きずるんだよなと思うと…なんというか。
本人同士のことだけでは済まなかった。
それだけのことなんでしょうかね…。