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カテゴリ:本
対岸の家事 [ 朱野 帰子 ] 【内容情報】(出版社より) 『わたし、定時で帰ります。』の著者が描く、もう一つの長時間労働。 家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ、専業主婦の詩穂。娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。二児を抱え、自分に熱があっても休めない多忙なワーキングマザー。医者の夫との間に子どもができず、姑や患者にプレッシャーをかけられる主婦。外資系企業で働く妻の代わりに、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員。誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始めるーー。 手を抜いたっていい。休んだっていい。でも、誰もが考えなければいけないこと。 終わりのない「仕事」と戦う人たちをめぐる、優しさと元気にあふれた傑作長編! プロローグ 第一話 専業主婦が絶滅危惧種になった日 第二話 苦手なパパ友 第三話 時流に乗ってどこまでも 第四話 囚われのお姫様 第五話 明るい家族計画 第六話 家のことは私に任せて 第七話 大きな風 エピローグ 初めての作家さんです。 朱野さん、アケノカエルコさんって読むんですね。 ふむ。 いやー、面白かった。 私が日常的に思っていることを、代わりに言っていただいているかのような。 っていうか、これが今の日本の現状なのよねーという感じ。 私も子どもが小さいとき、こんな風だったもんなー。 軽く産後うつでしたよ、本当に。 いつまでこんな日々が続くんだろう。 早く大きくなってくれないかなーって、本気で思ってました。 それもこれも、家事は主婦がやるものって誰もが思ってるからなんでしょうね。 詩穂の場合は、最初の家事は亡くなった母親の代わりにやってたんですけどね。 中高生で、勉強しながら家事するなんて無理だもんね。 家事しながら育児とか、大変だったもんなー。 まだ詩穂の周りよりは、育児中の主婦も沢山いたけど、だからその分楽だったかって言うとそうではないし。 色々とストレスのたまる毎日でした。 それに、イクメンとか言われて久しいけど、母親がやってることを完全に代わりにやってる父親っているんでしょうかね? なんなんですかね。 二人の子どもなのに。 それなのに、女性の社会進出とかいって、普通に働いて、普通に家事して育児してなんて、どう考えても負担が重すぎますよ。 私の場合は、子ども産んだと同時に正職員は辞めたので。 というか、半分辞めさせられたって感じですけど。 今は、9時5時だけど、毎日勤めてるわけじゃないし。 その分、収入も激減しましたけど。 そうなんだよなー。 昼間、子どもと自分だけっていう生活を続けてたら、逃げ場がないっていうのかね。 仕事に行ってる時の方が楽だったもんなー。 こんな現状、きっと政治家も制度を決めてる人たちもわかってないんでしょうね。 それなのに、形だけそういうことにしようとするから。 辛い人が出てきちゃうんですよ。 なので、この本はその辺の人たちにも是非読んで欲しいです。 ま、他人事だろうから、胸に響くかどうかは疑問ですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.29 20:01:38
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