人類滅亡小説 [ 山田宗樹 ]
【内容情報】(出版社より)
「嫌われ松子の一生」「百年法」の著者が辿り着いた最高傑作。衝撃の平成版「日本沈没」誕生!
自然環境が激変、人間は死に絶えるのか?
滅びる運命の中、人はいかに生きるのか?
空に浮かぶ雲の中に古代から存在してきた微生物。それらが変異し大量発生、周囲の酸素を吸収するようになった。その雲が自重で地面に落下。その現象が起きた地点は急激な酸欠状態になり、ほとんどの生物が死んでいくという惨状が次々と発生。だがその予測不能な事態にも、人間は有効な手立てを何も見いだせないでいた。
終末感が漂う時代、人々はいかに生きるのかを選び始める。
普段通りの生活を続ける者、
新興宗教に救いを求める者、
微かな生存に望みを託す者、
いっそ鮮やかな死を望む者、
そしてーー。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
空に浮かぶ雲の中に古代から存在してきた微生物。それらが変異し大量発生、周囲の酸素を吸収するようになった。その雲が自重で地面に落下。その現象が起きた地点は急激な酸欠状態になり、ほとんどの生物が死んでいくという惨状が次次と発生。だがその予測不能な事態に、人間は有効な手立てを何も見いだせないでいた。終末感が漂う時代、人々はいかに生きるのかを選び始める。普段どおりの生活を続ける者、新興宗教に救いを求める者、微かな生存に望みを託す者、いっそ鮮やかな死を望む者、そしてー。
久しぶりの山田宗樹さん。
これまた、凄い題名の本ですね。
コロニー雲と呼ばれる、赤黒く染まる雲が出現して、人類は滅亡の危機に晒される。
なんだか、「GANTZ」のカタストロフィみたいだなーと思ったら、なんだかこれは現実に起きても不思議じゃないかもと思えるお話で、ちょっと怖いですね。
最近、異常気象も頻繁に起きてますし。
なんだかなー。
人類の滅亡を防ぐためになんでしょうけど、一部の人間しか入れない、ノアの箱舟のような施設が出来て、それを無作為とはいえその中に入る人間を、選出する制度が出来たとしたら、この世の中どうなっちゃうんでしょうね。
なんか良くありそうな話だけど、政治家とかは『無作為』なはずなのに、裏でちゃっかり手を回して、その施設に入り込もうとしそうですよね。
そういう印象しかないですよ。
ずるいことをすることに、なんの罪悪感もなさそうなね。
私は…
どうかなー。
選ばれたいかなー。
残された場合、酸欠状態で死ぬってことは、結構苦しんで死ぬんだろうしなー。
そう思うと、やっぱり嫌だなとは思うけど。
まぁ、生きる希望っていうのか。
生きてて何の意味があるんだろう。
どうせもうすぐ、みんな死ぬのに。
みたいなことは思っちゃうだろうなって感じはします。
だからといって、自ら命を絶つってことも出来ない気もするし。
何気に手に取った本だったんですが、開いてみたら2段書きでして。
しかも424ページもあります。
けど、意外と早く読めたかな?
話の中に入り込むのに苦労はしませんでした。
とても興味深いお話です。
面白かったです。