異形のものたち [ 小池 真理子 ]
【内容情報】(出版社より)
母の遺品整理のため、実家に戻った邦彦。安寧とは言えない妻との関係、存命だったときの母と父のこと……思いを巡らせながら、セミの合唱響く農道を歩いていた。
ふと気が付くと、向こうから白い日傘をさした和服姿の女性が歩いてくる。女はその顔に、般若の面をつけていたーー。(「面」)
その他、親友とその父親との思い出にひたるうちに驚愕の結末に辿り着く「森の奥の家」、
人生の落ち目にいる女が奇妙な歯科医院に出会う「日影歯科医院」、
病弱で一途な白人女性の繊細な手袋をめぐる「ゾフィーの手袋」、
恩師の法事の帰りに立ち寄った山荘の地下道で、得体の知れない“何か”が蠢く「山荘奇譚」、
怖くも懐かしい鮮やかな幻想「緋色の窓」、の全6篇。
“この世のものではないもの”は、いつも隣り合わせでここにいる。
甘く冷たい戦慄が本能を歓喜させるーー大人のための、幻想怪奇小説集。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
“この世のものではないもの”は、いつも隣り合わせでここにいる。大人のための幻想怪奇小説集。
【目次】(「BOOK」データベースより)
面/森の奥の家/日影歯科医院/ゾフィーの手袋/山荘奇譚/緋色の窓
久しぶりの小池さん。
怖い話の短編集です。
この本。
ページがほんのりピンク色に染まっていて、妖しいお話に更に色を加えてくれています。
怖いんだけど、どこか色っぽいって言うのか。
私的には、緋色の窓が一番好きかな?
実際にありそうで、あったら怖いそんな話たちです。