ファウンテンブルーの魔人たち [ 白石 一文 ]
内容紹介(出版社より)
アダムとイブ以来の繁殖形態に挑む鬼才白石一文版黙示録、堂々完成。小説家の前沢倫文が恋人の英理と暮らす新宿のタワーマンションで、米露中の要人が立て続けに不可解な死を遂げた。しかも現場には、白い幽霊の目撃情報が……。マンションに隠された企みとは? 世界有数の快楽地、新宿二丁目の秘密とは? そこは、地球の中軸が通っている場所だったーー。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
小説家の前沢倫文が恋人の英理と暮らす新宿区の総戸数千三百戸のタワーマンション、ファウンテンブルータワー新宿で、米露中の要人が立て続けに不可解な死を遂げた。しかも現場には、白い幽霊の目撃情報が…。死の謎を追うため、マンション内を偵察する倫文は、マンションに秘められた驚愕の事実に辿り着く。六千五百五十万年前の再現を狙った壮大な企みの正体とは?
ずっと気になっていた本で、図書館の新刊コーナーにあったのを見つけて問答無用で借りてきました。
全621ページ。
そして文字も小さめ。
お値段、税別で2500円なり~。
なかなかのボリュームですね。
久しぶりの白石さん。
近未来のお話です。
白石さんらしさもありつつ。
ちょっと不思議なお話。
『火口のふたり』(としか思えない)を書いた小説家が主人公。
白石さんですからね。
そりゃ、そういうシーンもあるわけですけども。
ちょっといつもと違うと言えば違う…というのか。
色々なことを思いますね。
外国に侵略されていく日本とか。
ジェンダーレスの問題とか。
ちょっと村田沙耶香さんの『消滅世界』を思い出しますね。
そういう世界を作ろうとしている人たちのことを考えると、そうなってしまうのもしょうがないのかと思ったりもしますが。
最後の最後に、『わたし』はどうするつもりなのか。
そこはなかなか難しい問題だと思いますが。
私なら…
どうするかなー…。