ミス・サンシャイン [ 吉田 修一 ]
内容紹介(出版社より)
僕が恋したのは、美しい80代の女性でした…。大学院生の岡田一心は、伝説の映画女優「和楽京子」こと、鈴さんの家に通って、荷物整理のアルバイトをするようになった。鈴さんは一心と同じ長崎出身で、かつてはハリウッドでも活躍していた銀幕のスターだった。せつない恋に溺れていた一心は、いまは静かに暮らしている鈴さんとの交流によって、大切なものに触れる。まったく新しい優しさの物語。
吉永小百合、推薦。
「彼女は亡くなり、私は生きた」
鈴さんの哀しみが深く伝わって来ました。
作家の故郷への思いを
私は今、しっかりと受け止めたいです。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
僕が恋したのは美しい80代の女性でした。切ない恋に苦しんでいた大学院生の岡田一心は伝説の女優「鈴さん」との出会いで、本当の優しさに触れた。
吉田さん。
久しぶりに読んだ気がします。
前回読んだのは、『橋を渡る』。
うーん……
思い出せない(笑)
これは毎度のことなんですが、読んだ本の内容を、あっという間に忘れてしまうんです。
……多分。
多分ですけど、もうキャパが一杯いっぱいなんでしょうね。
私の脳みそ。
なので、何度も読んだ本なら、その内容も思い出せるんですが、それ以外だと多分1年もしたら忘れちゃうように出来てるんでしょうね。
長崎出身の吉田さん。
原爆と言えば、最初に出てくるのは広島のことで。
長崎のことは、あまり多くは知られていないような気がします。
なんていうのか……。
被害にあった方は忘れられるわけないのにね。
被害を与えたほうは、忘れられるものなのかな…?
この本の帯に、吉永小百合さんが言葉を寄せているのが凄いことだよなーというのか。
実際には存在しない(んだよね?)鈴さんの姿が、そのことでくっきりと浮かび上がるような気がしました。