その本は (一般書 395) [ 又吉 直樹 ]
内容紹介(出版社より)
本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。
お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。
そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出したー。
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
実は、予約までして買っていた本でして。
それなのに、ちょっと前に読み終わったという。
なんでだろうなー。
図書館から借りてくる本は、期限もあるからなのか、さっさと読んじゃうんですけど。
自分で購入した本は、なかなか読み終わらない私です。
これね。
油断しちゃいけません。
結構泣けます。
のほほんとしたヨシタケさんの絵と、お笑い要素もどこか含んでいる気がする又吉の文章。
深いんですよねー。
実は、深い。
児童書っぽい感じの本ですけど、もちろん大人が読んでも楽しめます。
いやー、絶妙なんだよなー。
この二人の組み合わせ。
買ってよかった。
何度でも読める。
そう思わせてくれる本でした。