道なき未知 [ 森博嗣 ]
内容紹介(「BOOK」データベースより)
道の先にあるものは未知だ。なにかがありそうな気がする。この予感が、人を心を温める。温かいことが、すなわち生きている証拠だ。したがって、行き着くことよりも、今歩いている状態にこそ価値がある。知識を得たことに価値があるのではなく、知ろうとする運動が、その人の価値を作っている。たとえば、人生という道だって、行き着く先は「死」なのだ。死ぬことがこの道を歩く目的、価値ではないことくらい、きっと誰でもわかっているだろう。
目次(「BOOK」データベースより)
道を探しているだけで良いのか/情報とは何か?/万能の秘訣を教えよう/時間の第一法則/時間の作り方/一歩ずつしか進めない/それぞれに違う道/道は入口が関門/人が歩くべき道?/道はつながっている〔ほか〕
次男から借りて読みました。
次男のは文庫本でしたけど。
なるほどなーと、頷かされる文章の数々。
森さんのように考えることが出来たらいいのになと思います。
人のことを羨ましいと思ったことがない。
嫉妬心を持ったことがない。
作家という仕事は対価があるからしているだけである。
小説はほとんど読んだことがない。
書けそうかな?と思って書いてみたら書けた。
…本当ですか?
凄い人だなー。
私がこの本を読んで、改めて考えさせられたのは
自分と他人は違う
ということ。
自分とは反対の意見を聞いて怒り出す人がいるけれど、それはまだ獣の本能だということ。
「人間的」ではないということ。
自分とは違う意見でなければ聞く意味がないということ。
同意を求めすぎてはいけない。
反対意見も、ちゃんと聞かなきゃいけないんだよね。
なかなか出来ない未熟な私ですが。
森さんのエッセイは、勉強になります。
こういう考えもあるんだなーと、気付かされる文章ですね。