THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本/ブレイディ みかこ
THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本 新潮文庫 / ブレイディみかこ 【文庫】【内容情報】(「BOOK」データベースより)やけくそのパワーで労働者階級が反乱を起こす英国から、わが祖国へ。20年ぶりに著者は日本に長期滞在する。保育園で見た緊縮の光景、労働者が労働者に罵声を浴びせる争議の現場、貧困が抜け落ちた人権課題、閉塞に穴が開く奇跡のような場所…。これが、今の日本だ。草の根の活動家たちを訪ね歩き、言葉を交わす。中流意識に覆われた「おとぎの国」を地べたから見つめたルポルタージュ。【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 列島の労働者たちよ、目覚めよ(キャバクラとネオリベ、そしてソウギ/何があっても、どんな目にあわされても「働け!」 ほか)/第2章 経済にデモクラシーを(経済はダサくて汚いのか/貧乏人に守りたい平和なんてない ほか)/第3章 保育園から反緊縮運動をはじめよう(保育士配置基準がヤバすぎる衝撃/紛れもない緊縮の光景 ほか)/第4章 大空に浮かぶクラウド、地にしなるグラスルーツ(日本のデモを見に行く/交差点に降り立った伊藤野枝 ほか)/第5章 貧困の時代とバケツの蓋(川崎の午後の風景/鵺の鳴く夜のアウトリーチ ほか)/エピローグ カトウさん楽天ブックスさんは、『注文できない商品』になってました。こちらのリンクは、HMVさんに飛びます。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の作者さんですね。こちらはまだ読めてないのですが、文庫本が出たら、ぜひ購入したいと思っています。今回の新コロナウイルスの一件で、日本って国の問題点がいくつか上がってきてると思うんですが、それがこの本を読むとより明確になるんじゃないかな?と思ったりもします。色々と勉強になりますね。普段あまり考えたりしなかったこと。やっぱり考えていかなきゃいけないんじゃないかな?興味がないってだけで素通りしていくのは、危険な気がします。いまこそ、日本という国について、みんなが考えていくいい機会なんじゃないかと思います。ブレイディみかこさんは、日本側、イギリス側、どちらからの視点からも見られていて、読む人の考えに任せているというのか。どっちがいい、悪いだけじゃ語れない。これからの世の中をどうしていったらいいのか、それぞれで考えるべきだと言われている感じがしました。