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テーマ:山登りは楽しい(12247)
カテゴリ:登山
高見山。
奈良と三重の県境に鎮座していて、とかく巷では霧氷が有名である。 冬になると霧氷バスなる特別便が出て、霧氷を見に登る人を運んでいるらしい。 しかし、鹿を追っかけるために雪の降る山に出掛けることはあっても、霧氷を見るだけのために山に行くことは、たまたま縁が無かった。 でも、地図で見る限り周りに高い山が無いので、眺めがええんじゃないかと、一人出掛けたのである。 もっぱら一般的なルートもあるのだが、人がたくさんいたらのんびりできないので、車を置いた所から、いきなり台高山系の縦走路へ直登してみた。 稜線の縦走路に出るまで道は無く、植林の中を地図を見ながら歩くのだが、煙の如くひたすら上に登るだけなので特に迷うことは無い。 こんな感じのヒノキの植林の中で、間伐してほったらかしの木があちこちにあって、歩きにくいのが難点。 稜線に出ると、ブナやヒメシャラやカエデやら、落葉広葉樹の森になり、新緑が目にまぶしすぎる。 高見山頂上に向かう最後の急登は、登るほどに風景が広がって実に気分が良い。 そして、てっぺんに着くと、360度の風景が広がっていた。 曽爾村方面。 遠くに大峰山系。 大宇陀方面。 こっちはその向こうは大阪の平野部なので雲が少なく、大阪・奈良の府県境界まで見えた。つまり、奈良県の東の端から奈良県の西の端を見渡していることになる。 頂上ではお約束のピークラーメン。 猟期が終わってから、久々の山であったが、殺伐とした冬の山から一変、目にも優しい新緑の鮮やかさと、山ではちょうど心地よい塩加減のカップヌードルが、清く正しく体に染み渡る1日なのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月06日 23時43分12秒
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