|
テーマ:山登りは楽しい(12246)
カテゴリ:登山
朝3時起床。
アルファ米の五目ご飯を食べ、椹島を5時出発。 3年ぶりの南アルプス。 3年前は相棒と二人だったが、今回はソロ。 いよいよ椹島からの標高差1,500mの千枚小屋への登りの開始である。 平らなのは、この吊り橋まで。 この後はひたすら登りあるのみである。 木立の隙間から見える悪沢岳は、やたら遠い。だが、ガスらず展望があるのは救いである。 清水平の湧き水。 これ、むちゃくちゃ冷たくて旨かった。30秒も手を浸けてたら痛くなるほど。 思わず、かぶっていたキャップを外して、頭にぶっかけた。 展望のほとんど無い登山道。 蕨段の手前でちらっと見せた千枚、悪沢方面。 今日の目的地、千枚小屋は千枚岳のすぐ下なのだが、まだそれも見えない。 ただ、千枚岳に続く稜線を目の当たりにして、愕然。 まだ、あんなにあるの・・・。 マジで心が折れそうになる、それほど遠い。 もう、無心で歩くしかない。というか、歩き続けなければ着かないので、いつの間にか無心になっていた。 いつもなら、もっと写真も撮るのに後から見たら、ほとんど写真も撮ってなかった。 千枚小屋へ荷揚げするロープウェーまで来ると、聖岳の向こうに積乱雲がにょきにょき首を上げてきている。 こりゃ、夕立も来るな、それまでに小屋に着きたいし。 ま、歩き続ければ、目的地に必ず到着するのが登山のいいところ。 午後2時、無事千枚小屋に到着。 小屋からちょっと離れたテン場にテントを建て、午後4時の気象通報までの時間がゆっくりできる時間。 小屋へ戻り、500ml800円の超高級ビールを買って、またテントに戻って隠し歩荷のやきとり缶詰を開け、つかの間の至福の時をのんびりと。 午後4時から気象通報で天気図作成。 今時、大概の山域でdocomoであれば、天気図や天気予報をチェックできるのだが、アナログ人間の俺は、未だに天気図作成をモットーとしている。 天気図作ったところで、大した予報も出来ないのだが、山に入った以上、なんにもかんにも人任せにせず、自分の判断に全ての自分の行動を委ねたいと思っているし。 ついでに、俺の携帯はAUで、こんな山奥では滅法弱い。 天気図つけたら、晩飯作成。 今夜は白米0.8合とマルちゃんのワンタン。 これもワンタンだけだと味気ないので、ジャガイモとタマネギとサラミを炒めて、そこにワンタンをぶち込んで軽く煮込んでいる。 マルちゃんのワンタンは俺のキャンプでの定番で旨さはお墨付きで、よく朝のスープ替わりに使っているのだが、ほかの具材を入れることで、ボリュームたっぷりのおかずに変身したのであった。 そうそう、天気図つけてるとき、空がゴロゴロ言いだし、ラジオからもザザッとノイズが頻繁に入ってくるようになった。 やがて、真上に雷がやってきて、土砂降り開始。 下界での雷は1カ所からとどろくが、山では線です。ゴロゴロがあっちから鳴りながら真上を通ってあっちへ通り過ぎる感じ。 テン場は樹林帯の中にあるので、直撃はそうそう無いだろうが、やっぱ気持ち悪いもんですな。 夕立だからそのうち止むだろう、などと考えならシュラフに潜り込み、結局雨が止んだことを知ることもなかった。 ・ガイド本の歩行時間 6時間50分(山と高原地図) ・俺の歩行時間 6時間38分(休憩を除いた実質歩行時間) ・俺の行動時間 8時間45分(休憩を入れた時間) ガイド本の歩行時間って、小屋泊まりの装備のコースタイムなので、元々足が遅い上に20キロの幕営装備を背負って歩く俺にはそのまま参考にはならない。 ガイド本のコースタイムを1.2~1.5倍程度にしたら、大体自分の出発から到着までの全行動時間ってのが、荒削りな目安かな。 それにしても今日のコースは長かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月20日 01時46分02秒
コメント(0) | コメントを書く
[登山] カテゴリの最新記事
|
|