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週末はとってもお天気もよくって、妖精夫婦は土曜・日曜と二日間、別の場所にハイキングに出かけました。
土曜日には、ここから少し先にある、アパラチャントレイルの一部へ。 このアパラチアントレイル(英語的には此方の言い方のほうが近いのですが、日本語ではどっちでしょう?)、アメリカ東海岸のメイン州から南のジョージアまで続くトレイル。 かつて留学していたころ、私はスリーピングバックをかつぎ、1週間そのトレイルをハイクした経験があるけれど、それ以来、テントアウトするハイクはしていない。(肩とかこって大変なんだよねーーこれが・・) そのアパラチアン トレイルのペンシルベニア州の一部を二人でドンドン行って見た。 森の中をドンドン道が続く。 ブルーベリーが実り始め、花が咲き鳥が歌うなか、私たちは、木々の精たちと語らいながら、歩いていった。 日曜には、私たちの大好きな町、ハーパースフェリーへ。 この町は、大きな二つの川が交差する真ん中に存在し、その川づたいに、ハイキング・自転車用の長い長い道が続く。 皆さん、想像してください。 人と自転車が通れる位の道の周りには、木立が並び、やはりここでも鳥がさえずり、大河の良く肥えた土壌に様々な野草の花が咲き誇っている。 お天気のいい日には、亀や蛇、トカゲや蝶々など、色んな生き物も目にする。 舗装なんてされてない土の道を歩く、心地よさ・・・・ 見渡す川の広大さ・・・・・ 道は続く。 すれ違う人々は、皆笑顔で挨拶をしながら進んでいく。 そんな、ノンビリした美しい空間・・・・ 歩いてく・・歩いていく・・・・・・・・ その時、ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンと巨大なとてつもなく恐ろしい音が鳴り響いた。 ブーーーーーーーーーーーン、ブーーーーーーーーーーーーーーーーン エンジン音のようなその音は、大河のほうからやってくる。 ブーーーーーーーーーーーーーーン、ブーーーーーーーーーブーーー ジェットスキーの音だった。 川を見ると、若い二人の男性が、其々にジェットスキーを楽しんでいた。 ブーーーーーン、ブーーーーーーーーブーーーーン 今まで聞こえていた鳥の声など、もはや耳に入るよしもなく、 不快なその強烈な音が、ところ狭しと鳴り響く。。。。。。。。 旦那が言った。 ”ジェットスキーは違法にすべきだ。コンナに酷いものは地球上から廃止するべきだ” 私も同感だ。 ジェットスキーは、簡単に、免許も必要なく、誰でも乗れる娯楽の機械。 速さを求めるために、車体は軽く、エンジンも2ストライクエンジン(日本語分かりません。すみません)を使っている。 この2ストライクエンジンというものが、最高の環境破壊をしてくれる。 普通のボートであれば、エンジンは4ストライク。 ガソリンを燃焼して、その残りが水の中にこぼれていく。 しかしこの2ストライクエンジンは、ガソリンを本来の形で燃やすことなく、其のままの形で海や川に流れ落ちる。 ということは、ガソリンを垂れ流しにしているのと同様だ。 おまけに、大量のガソリンを必要とするこのジェットスキー。 車で160キロ行くのと必要なガソリンが、ジェットスキーでは10分とかの短時間の間に使われている。 (確かな時間を忘れてしまいましたが、驚異の短時間でした) ガソリンを使い、そして垂れ流し。 それだけではない。 川に泳ぐ魚や微生物が、沢山犠牲になり、モーターや車体に押しつぶされ死んでいる。 直接事故にあわない生物も、巨大なエンジン音で、ストレスを感じ、 そのストレスから命を落とす。 人間は、必要のないものまで、ドンドン開発し、それが自然破壊につながっていくのも平気顔だ。 新しいものを売り出すときに、その使用によってどんなことが起こっていくのかもも、キチンと消費者に伝える義務があると思う。 海やリゾートに行った時、ジェットスキーを見て、 やってみたい!って思ったら、 どうか、この日記を思い出してください。 騒音の中、私たちは、”帰ろう”と Uターンをした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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