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2005年08月27日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
兎に角、最近とっても忙しい。 物作りの発注もノロノロで・・・・教える方は、ちょっと落ち着いたんだけど、友達との計画も毎日、物凄い満載で、家に全然いやしなーい。この主婦、全く家事しないで、出てばっかり。遊んでばっかり。。。。

そんな呑気な私の大切な旦那様が、ライムディジーズに掛かってしまった。

日本では、なじみのない病気だと思いますが、(日本でも存在する病気です。掛かった人もいると言う事)
この病気、ティック(又はチック)と呼ばれる、虫にかまれて感染してしまう。

ティックとは、ダニとは違うけれど、ダニのように小さくて、動物に寄生し、血を吸い生きている虫のこと。
何種類ものティックが存在するのだけど、どのティックも草むらが大好き。
ちょっと草が生えていたら、そこにはティックがいて、其処を歩いた動物や人間に飛び移る。そして、体にぺたっと張り付き、血を吸う。
血を吸ったティックは体を血で大きくし、8本ある足を体に埋め込んで暫くの間、その体の上で過ごす。

大抵のティックは2-3mmの体で、足を肌に埋めた時点で、かゆみやチクっとした感覚を覚え、駆除できる。

其れを感じないで、暫く放っておくと、ティックの手足は、益々食い込み、病院でカットしないといけない羽目になったりする。

現に、家の旦那が、まだ子供だったころ、頭の髪の毛の中にティックが入り込み、血を吸った。毛があって、見えなかったために、暫く放っておいて、自分では取りきれず、(手足を残して取ると、其処から又病気になるため)病院で切って削除したらしい。そのあとなん針か縫ったあとは今でもある。

これだけでも怖いのに、このライムディジーズをもたらすティックは、殺人的な怖さなんだ。

このティックは、目で見えない位の小さな体。
鹿に寄生するため、ディアティックと呼ばれる。

このティックにかまれ、ほんの少しでも放って置くと、ライムディジーズと言うトテモ恐ろしい病気に感染してしまう。

症状は其々個人で違うらしいが、一般的にまず、悪寒、節々の痛みを伴い、
高熱が出る。

けれど、この次点では、ライムディジーズは、体の中には十分に回っておらず、病院で検査をしても発見できない。

そして、この高熱が終って、2週間くらいの間、だるくて、常にカナリの疲れを感じる。
この2週間の間に、毒は体に回り、次のステップになる、症状が現れる。

家の旦那の場合は、まず、背中が痛くなった。痛みで寝れないというので、心配していたら、次には、胸が痛くなった。

ヨガのやりすぎなんじゃないの?なんて呑気に思っていたら、

次には、体中の皮膚が、やけどをしたように痛くなり、何も着用できないくらいまで酷い症状が出た。

ファミリードクターにいったが、テストをして、1週間待てと言う指示。

その待っている間にも、カナリ症状は進行し、悪化をたどり、旦那は3日間寝ることも出来ない、痛みとの戦いだった。

友達の医者にこの話をしたら、一刻も早く薬を飲まないといけないということで、医者に電話をして、処方箋を出してもらう。

そして、2日前から強い抗生物質を呑みだした。1ヶ月間飲む。

そのおかげで、痛みは引き、今では、なんとか普通の暮らしが出来るまでになった。

ライムディジーズの恐ろしい所は、発見が遅く、薬を飲み始めるのが遅いと脳に回る。
そして、記憶を消したりするらしい。

そして、血液検査をしても、50%の割合でしか、結果が出ないと言う事だ。だから、医者によっては、血液検査の結果次第で、薬も出さず、そのため、手遅れになってしまうパターンもある。

このディアティック、旦那のようないつも森や自然の中にいる人がなる病気ではなく、家にいても感染することがある。

と言うのも、鹿は家の庭にもやってくる。

鹿が来てティックが、庭に飛び降り、自宅の庭で、ティックが体についてきて、ライムディジーズに感染するパターンもある。
はたまた、鹿からねずみに飛び移り、そのネズミと一緒に家の中に入り込み、そのティックから感染した人もいる。

だから、外にいるから感染してしまう病気ではない。

大抵の場合、ティックにかまれた場所は、赤くなり、その周りを赤い円が出来る。これが出たら100%ライムディジーズに感染している。

でも、これが出ない人もいる。

そういう場合、発見が遅れ、大変な事になるらしい。

コンナに酷い病気にかかってしまった旦那ちゃんですが、彼の責任感の強さに、今回脱帽。

ふらふらで、寝ていることしか出来ない彼だったのに、
猫の世話、鳥(野生の)の世話などは、絶対に欠かさなかった。

”私がやってあげる”って言っているのに、
”いや、俺がやる”ってふらふらの体で、頑張っていた。

山になった仕事をこなしに、仕事も一日何時間かオフィスに行っていた。

医者に話したら、

”考えられない。あの痛みで、それだけのことをこなすなんて、強人だ”

って。


本と、偉いなーって今回思いました。

鹿が回りにいる暮らしをしている方、是非、いつも自分の体のチェックは欠かさないで下さいね。
小さな小さな、くろいプチって言うのがあったら・・・・其れはティック・・・

私も気をつけます。





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最終更新日  2005年08月27日 11時45分32秒
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