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カテゴリ:アート
多くの人は、どこかしらに美術や工芸の鑑賞に出かけます。
過去の偉大なアーティストの作品や、よくわからないけど有名なアーティストの作品など、世の中ではものすごくたくさんの美術展が開催されていますが、みんなはどんな事を感じてそれらの作品を鑑賞しているのでしょうか? 展覧会で作品を鑑賞する人はたぶん作品と共に、その作品のタイトルも一緒に鑑賞しています。大きな展覧会だったっりすると、その制作者の生涯までも鑑賞しています。 問題なのはその作品のタイトルのことです。 ほとんどの鑑賞者はそのタイトルの言葉に頼って作品を見ているのではないでしょうか? 表現者は作品のタイトルにしたようなことを作品として表すために表現しているのでしょうが、タイトルなしではその作品も表現しきれないのです。もちろん、タイトルをちょっとしたヒントになるようにつけているアーティストもたくさんいますし、作品だけで表現しきれるようなものもちょっと説明的すぎてつまらないかもしれませんね。 頭の良いアーティストの逃げ道は「無題」であったり、制作年月日をタイトルにしたりしていますが、「無題」だったらなんか逆に意味ありげになってしまいそうになったり、ほんとに難しいですね。 ちょっと話がずれてしまいましたが、先日、こんなことを言っている人がいました。 「あの作品はタイトルのとおり海岸の夕日の風景が感じられて良かったな~。」って、 その作品とは、陶芸の作品で花器が夕焼けの海岸の風景らしき色合いで表現されている「海の夕焼け」とかなんちゃらっていう作品みたいですが、まず、そんなことタイトルで言わなくっても分かるようにつくればいいし、その本物の夕焼けの方が美しいだろうし、鑑賞者にこう見てくださいって押し付けてるし、作品はどんなのか知りませんが、0点です。 ぜんぶストレートな表現が悪いってことじゃないですけどね。 タイトルか本体かどっちかに軽くモザイクをかければいいことなのかもしれないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.10 20:42:54
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